学校給食について

平成28年6月定例議会 開催日:2016.6.22

  • 学校給食について

    本年4月より実施している中学校給食について、以前、4月5月の喫食率は22.2%との報告を受けましたが、その後の状況についてお伺いします。

  • 4.学校給食についてお答えいたします。中学校給食の本年6月の喫食率は23.4%で、4月5月と比較して1.2ポイントの上昇となっております。
  • 学校給食について

    喫食率は1.2ポイント上昇したとのことですが、目標喫食率の確保に向けては、まだまだ効果的な方策を実施する必要があると思います。

    例えば、1か月単位での選択制とされていますが、保護者の中には「1か月のうちでも特定の曜日だけ給食が必要」という方もいらっしゃいます。これらのニーズにもきめ細かく応えることが喫食率の向上につながると思いますので、改善の検討をよろしくお願いします。

    「中学校給食は全員喫食をめざす」としている市長公約について、市は「選択制の中学校給食について、喫食率向上に向けた取り組みを進める中で、生徒・保護者の意向も踏まえ、全員喫食への拡充をめざす」と、今後の取り組みを示されています。

    目標喫食率の確保に向けてスピード感を持って取り組むとともに、全員喫食の実現については喫食率向上の延長線上にあるととらえることなく、重要な政策課題の一つととらえ取り組んでいただきたいのでよろしくお願いします。

    さて、小学校給食については既に全員喫食で実施されていますが、米飯給食の拡大、和食給食の提供など、まだまだ取り組むべき課題があると思います。

    小学校給食では、米飯給食や和食給食の提供はどのような状況なのかお伺いします。

  • 小学校給食の米飯給食につきましては、昭和52年度から試験的に実施し、平成元年度には週2回、23年度に週2.5回、24年度に週3回と段階的に拡大してきた経緯があり、平成27年度は191回の給食のうち、114回で米飯給食を実施しております。

    また、和食給食につきましては、114回の米飯給食のうち、わかめご飯に豚汁(ぶたじる)、煮魚(にざかな)、しろ菜のポン酢和えの献立など、90回の和食給食を実施しているところでございます。

  • 平成23~24年度に段階的に米飯給食の実施回数が増えてきたことには大きな意義を感じるところです。

    また伏見市長が市議会議員時代、平成22年の予算特別委員会では、子どもたちの食育、日本型食生活の推進は、他の事業と比較して優先順を上げていってもいい事業であるとして、米飯給食推進のための財源確保の要望をされています。 記憶に?

    より米飯給食の比率を高めていただくよう、要望します。

    また農林水産省では、和食の料理人を学校へ派遣して、和食給食の提供や食育の授業などを行い、日本人の伝統的な食文化を学校給食に広めていく「和食給食応援団」という事業を実施されており、協力いただける料理人の
    中には枚方の方もいらっしゃるようです。

    本市でもこの取り組みを実施し、世界文化遺産でもある「和食」を学校給食に広く取り入れることを通じて、本市の魅力度の向上につなげられるものと考えますが、市の見解をお伺いします。

  • 「和食給食応援団」につきましては、平成26年度におきまして本市の小学校に和食料理人の方にご訪問いただき、和食給食を提供していただくとともに、その日の献立で使用した出汁(だし)のとり方などについて、食育の授業を行っていただきました。

    本市では、こうした取り組みを通して、季節の食材を活かし出汁の旨味を感じることのできる和食献立を積極的に採り入れながら、和食給食の提供を行っていきたいと考えております。

  • 日本の伝統的な食文化である和食は、命の源として、また、健康増進の活性剤としての効用が期待できるものです。そのような中、本市の小学校給食では、これまで米飯給食を拡大してきたことに加え、今後も引き続き和食給食を提供していくことに対しては大いに評価すべきことと思います。

    しかしながら、その一方で、本年1月13日・14日には「レーズンパンにうどん」、2月3日4日には「パンにカレーうどん」という、世にも奇妙な献立の日があります。

    給食全体としての調和を大切にする中で、「パンにうどんはあわない」ということを念頭に、今後も引き続き米飯給食の拡大と和食給食の提供に努めていただくよう要望しますので、よろしくお願いします。