「障害者雇用」の見解を変える。身体の障害を労働の障害と考えないで
先週土曜(28日)、日本JCの次世代アントレプレナー育成委員会の委員会が金沢で開催され、私も日帰りで行ってまいりました。
委員会では『「働きたい」は叶う』『就労支援を通して地域活性!』をテーマに障害福祉サービス(就労移行支援と就労継続支援A型事業)を展開しておられるヴィスト株式会社の代表、奥山純一氏のお話を聞きました。
ヴィスト株式会社
障害者総合支援法に定められた障害福祉サービス「就労移行支援」を提供する事業所
https://visst.co.jp/
奥山氏の考えとして、
腕がないとして、作業ができない=働きづらさを感じている、このことが”障害”ではないか。身体の障害を直接になくすことはできないが、環境を変えることができれば”障害”はなくすことができる・・
といった話があり、得心しました。
この方、アデコ出身なんです。(私もパソナ出身、同業ということで(勝手に)親近感を覚えていました)そこでも、障害や難病の方が就職に結びつかず、厳しさを覚えておられたとのこと。(私も覚えがあります)
仕事のすべては”分業” 企業側のニーズと、就労される方の特性を結びつけたい
講演の後、名刺交換の中で話をしていると、人材業界のやっていることを福祉サービスの中で展開している印象なんですね。
仕事のすべては”分業”として、企業側のニーズと、就労される方の特性を結びつけて、企業の問題を解決していきたいとのことでした。
一例として、ブックオフのバックヤード業務アウトソーシングを挙げておられました。
(従来の「障害者を雇用してください」から企業の問題を解決できる流れを作っていきたいと)
様々な取り組みのなかで、全国平均の4~5倍の就労を結びつけているとのこと。
特に印象深いコメントは
「IOT 人工知能や 車の自動運転など、これから人の働く意義が問われてくる時代に、人間って何だろうと皆が見つめなおす時が来ている。働くの形も変わってきているなかで、就労支援を考えていきたい。」
とのことでした。
これって、健常者(分ける意味で、単語を使っています)の就労でも同じことですよね。
そうそう、話している中で、内製化・ミッション・ビジョン・付加価値・PDCA・アウトソーシングなどなどあまり、業界の方と話していてもそれほど聞くことのない単語が出てきたのが新鮮でした。
移動の道すがら、委員会メンバーのやっている「世界で2番目においしいメロンパンアイス」を賞味。行列がすごかったです。
日本JC委員会で金沢の勢いを日帰りながら感じる
最後に。金沢を少し歩き、賑わいと自然の豊かさを感じました。(他都市をさほど見たわけではありませんが)北陸1じゃないでしょうか?
(信号は雪対策のためか、扁平でした)
なお、21世紀美術館は前を通過しただけで入れず、また百万石まつりの前らしく、あちこちに看板が立っていました。
百万石まつりと21世紀美術館、いつの日か行ってみたいものです。
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