公益財団法人枚方市文化国際財団の経営状況に関連して
平成26年第2回定例会(第1日) 開催日:2014.06.12
- 議案書30ページ、報告第7号の公益財団法人枚方市文化国際財団の経営状況に関連して、質問いたします。
文化国際財団については、平成24年4月より公益財団法人に移行され、ことしで3年目になるわけですが、どういった目的で公益財団法人に移行されたのか、お伺いいたします。
- 平成20年に新公益法人制度が施行され、これまでの公益法人につきましては、平成20年12月の制度施行から5年の移行期間内に新たな公益社団・公益財団法人または一般社団・一般財団法人への移行の申請を行う必要があり、申請がない場合は解散したものとみなされることとされました。
文化国際財団につきましては、市民の文化活動の振興と多彩な国際事業を担っており、その活動が地域文化の創造と地域社会の国際化に寄与していることから、そうした公益性の高い事業を引き続き実施していくためにも公益財団法人への移行を行ったものでございます。
公益財団法人につきましては、寄附金税制の優遇や公益目的事業については非課税になるなどのメリットがあり、監督官庁である大阪府の認定を受けることで定期報告や3年ごとの立入検査なども行われ、一般財団法人に比べまして社会的な信用力にもすぐれていることもメリットとして挙げることができます。
宮本勝裕地域振興部長 - これまで公益財団法人への移行のメリットとして寄附金が受けやすくなるという説明がありましたし、そういう認識をしていましたが、予算書を見る限りでは、平成25年度も平成26年度も受取寄付金は2,000円となっていまして、実績額においても寄附金が増えていないということが容易に想像できます。こうした状況を見ると、公益財団法人とした目的が達成されていないのではないでしょうか。寄附金の実績額を含め、この点につきまして、見解を伺います。
また、メリットが最大限生かし切れていないということであれば、事務量のこともありますし、あえて公益財団法人ではなく、一般財団法人にした方がいいのではないでしょうか。この点についても見解を伺います。
- まず、寄附金につきましては、平成24年度決算で10万円、平成25年度決算につきましては、9月議会で報告させていただきますが、寄附金の実績はございませんでした。財団におきましても寄附をお願いしているところではございますが、今後も、寄附における税制優遇措置について広くPRを行い、公益財団法人のメリットを生かした事業費の確保に努めてまいりたいと考えております。
また、枚方市文化国際財団は、本市の公益事業を担っており、今後も、一般財団法人ではなく、公益財団法人として活発な事業活動を促してまいります。
宮本勝裕地域振興部長