留守家庭児童会室について

平成24年予算特別委員会(第2日目) 開催日:2012.03.15

  • 続きまして、予算の概要48ページの留守家庭児童会室について、お尋ねします。

    平成24年度の予算額は2億3,976万8,000円であります。共働き家庭や就労するひとり親家庭が増える中で、児童が安全で豊かに放課後を過ごすために、留守家庭児童会室の役割は非常に大きいものであると考えています。

    小学校の1年生から4年生までの児童のうち、おおむね約2割の児童が留守家庭児童会室に入室しており、例年1月末日までに申し込みされた児童については、新年度では、待機を出さずに、すべての児童を受け入れしておられるとお聞きしています。

    初めに、入室児童数やクラス数などについて、ここ5年間の推移をお尋ねします。

  • 留守家庭児童会室における、この5年間の推移についてですが、5年前の平成19年4月1日の入室児童数は3,097名で、クラス数は78クラス、平成23年度の入室児童数は3,129名で、クラス数は83クラスとなっており、入室児童数に大きな差はございませんが、クラス数は5クラス増えております。

    条例の規定では、定員を1児童会室50名としておりますが、入室申し込みの多い児童会室では、臨時定員を設定し、1室50名の2クラス、あるいは3クラスで運営を行っている状況です。

    なお、平成24年度も、昨年度と同様83クラスの運営を予定しておりまして、そのうち小学校の余裕教室を活用させていただくのが14校で、16クラスとなっております。
    武田俊哉社会教育青少年課長

  • ありがとうございます。

    入室児童数やクラス数に大きな変化は見られないようですが、少子化の状況を鑑みますと、比率としては増えていると考えられます。

    ところで、市政運営方針には、「社会構造が大きく変化する中、行政には、最小の経費で最大の効果を上げるという基本原則」に立つことの必要性が示されています。また「行政と市民が一体となった、全国に誇れる自主自立のまちづくりを進めます」ともあります。

    限られた予算、財源というものを踏まえますと、留守家庭児童会室の基本的な運営は職員の方で行っていただいて、子どもたちに遊びや体験を提供する活動は大学生や地域の方々などに参画いただくことで、児童会室における放課後の居場所づくりを推進していくべきと考えますが、いかがでしょうか。

  • 現在、留守家庭児童会室では、各室で、毎月のお誕生日会や、ゲーム大会などのお楽しみ会、近隣公園への遠足などを行い、そのほか幾つかの児童会室が合同で人形劇を観賞するなど、楽しく過ごすことができるよう努めているところです。

    また、夏休みの期間につきましては、ひらかた市民活動支援センターに、マジックショーや楽器の演奏体験などを、各児童会室で実施していただいております。

    留守家庭児童会室の行事等におきまして、大学生や地域の方々による参画につきましては、さまざまな課題を踏まえまして、今後、研究してまいりたいと考えております。
    武田俊哉社会教育青少年課長

  • 今回の市政運営方針において、「枚方市は教育文化都市を目指します」としておられます。

    留守家庭児童会室では、放課後という短い時間であっても、子どもにとって貴重な時間であるという認識が必要だと思います。限られた予算の中で、単なる保育という観点ではなく、子どもたちが少しでも楽しく過ごすことができるように、地域の人材やいろいろな地域資源を活用して、児童会室の運営に取り組んでいただくことを、意見、要望としておきます。