子どもの笑顔守るコールについて
平成24年予算特別委員会(第2日目) 開催日:2012.03.15
- 次に、子どもの笑顔守るコールについて。
予算の概要46ページの子どもの笑顔守るコール事業について、お尋ねします。
次年度は、238万円の予算が計上されております。学校教育に関する相談窓口を整備し取り組まれていますが、現状の相談件数について、お聞かせください。
- 相談件数は、平成22年度は延べ242件、平成23年度は1月末現在で延べ192件ありました。
藤本秀樹教育相談課長 - ありがとうございます。
相談窓口に電話をかけてくる市民の方は、私は氷山の一角と考えております。電話相談以外にも学校では問題が起こっているはずで、その電話相談の内容は、そうした問題を把握できる機会ととらえることもできます。
子どもの笑顔守るコールにあった相談内容を分析し、その後の対策にどのように生かされているか、お聞かせください。
- 相談内容につきましては内容別に分類しており、特に相談件数の多いものについては、重点的に適切な対応に努めているところです。一例として不登校問題があり、その対策として、不登校支援協力員や心の教室相談員等を効果的に配置するなど、未然防止や早期の発見、早期の対応等に取り組んでいるところです。
今後も、相談内容の適切な分析を行い、その後の対応に生かしていきたいと考えております。
藤本秀樹教育相談課長 - 市民が相談を行いたい場合に、相談窓口へ電話をかけることは勇気の要ることで、気楽にできることではないと考えております。ぜひとも、分析を行っていただき、問題を予防するなど、適切な対応をとっていただくよう要望しておきます。
また、教育委員会では、子どもの笑顔守るコールとして、相談窓口を整備されていますが、市役所にも相談窓口があり、それぞれの相談窓口を一本化することで相談者の混乱も少なくなり、スリムな行政組織を目指す方針にも合致する部分もあると考えます。
相談者が、幾つもの相談窓口に何度も電話をかけることがないような方策はないでしょうか、お聞かせください。
- 子どもの笑顔守るコールは、学校教育に関する相談窓口を一本化する目的で平成23年度から整備したものです。市民が学校教育に関する相談を行いたい場合、子どもの笑顔守るコールに電話をかければ、他の係員に転送されることなく、当該の相談員が直接適切なアドバイスを行うとともに、当該の学校へ情報提供を行い、早期の問題解決に向けて取り組んでいるところです。
学校教育に関する相談は子どもの笑顔守るコールであると認識していただけるよう、市民への周知を図るとともに、他の相談窓口と十分連携できるよう努めてまいります。
藤本秀樹教育相談課長 - 相談内容には、教育相談課だけで解決することが難しいものも多いと思います。教育委員会の相談窓口と、市長部局の相談窓口が連携することで問題解決に取り組んでもらうことを要望といたします。