九州編 長いので約8分割してます。これは2日目 4のうち2つ目です。端折ってますが、基本見たままなのでかなり長文、失礼します。
2日目2 別府市役所編 留学生がつくる地域紹介資料。APU大学による新しい切り口
別府市役所にて、インバウンド施策について視察。
<別府市の概要・統計>
- 別府市は歴史も浅く、唯一の産業が観光(温泉の湧出量は1分に87,000リットルで世界第2位。源泉数は2,300所、日本第一位。 泉質数は10種類、日本は11種類なので放射能泉を除くすべてが体験できる)
- 第3次産業(サービス)従事者が80%を超えている
- 自営業・旅館・ホテルが多い
- 人口 121,000人
- 宿泊240万人 日帰り800万人 外国人は約18万人 アジアでも韓・台・中が多い
- 中国からの観光客が激増:国としては行っていいとは言われていないが、チャーターで来ている
- ムスリム・礼拝堂への対策
<立命館アジア太平洋大学の開学>
- 外国人が多数留学。大きな苦情は寄せられていない
- 留学生が日本に慣れ親しむための施設として、大学側が AP house整備
- 1年はそこで生活する 日本の生活や文化を学ぶ
<留学生視点の地域マップ作り>
…私が、これは!
と思ったのは「自分たちの国の人が来たらどんなところを紹介したいか?」という視点で、地域の観光マップ(観光コースや、ショップ案内)を、行政の視点は入れずに留学生たちにすべて任せて作ってもらっている、というところです。
アメリカであれば純日本風のもの、神社仏閣がマップに記載され、中国や韓国はドラッグストアが記載されています。
また、お土産として、醤油やカラシが箱買いされたなど、私達からは?と思うことも、海外から求められているということがよくあるとのこと。
「私たち視点が入ると、とたんにダメになってしまう。だから任せるんです」と仰っていたのが印象的でした。
枚方においても、関西外大はありますし留学生も多くいるのでは、とも思います。
こうした点において資料作り一つとっても見習うところはあるのかなと感じましたし、留学生に限らず、ユーザー視点から物事を考え、制度設計していく、思い切って任せていくということが大事なのかなと感じた次第です。
※豆知識
地図で有名のゼンリンは別府が発祥、とのこと。
1日目
太陽光発電編 完
風力発電編 完
地熱発電編 完
九重夢吊橋編 完
2日目
地熱発電編 完
別府役所編 完
次回 地獄めぐり編(早足でまわる)
昭和のまち編(大分県豊後高田市)