【1.道徳教育について 平成26年6月議会一般質問】
今回、一般質問は7項目。先だって、ブログには全7項目上げてます。重点項目1と4と6、Facebookで報告します。(他項目も重要視してますが、とりわけの3つ)
<道徳教育について 質問への思いやねらい>
この春からの新しい道徳の教材が活用されていない・配布されていないという話があり、取り上げました。結局として、教育委員会側は学校ごとに考えてもらって活用しているという答弁。(特にQ3以降をお読みください)
しかし今般、保護者側に聞き取りを行ったところ、持って帰ってきていない、活用していない、配布されていないという方が多い。
正直、市教委は、いじめ・体罰の予防方針を作ったり学校に配っているより、まずこうしたことをちゃんと徹底すべきだと思いますし、こうしたことを教えさせることができない状態、やるべき授業をできていない状態でマニュアル?を配ってどうするのかなと思ってます。←ここ、言っても仕方ないので質問では削りましたが、本音はそう思ってます。
道徳教育がしっかり行われるよう、今後も継続しての取り上げが重要と感じます。皆さんからの実態?もお待ちしています。
【Q1】文部科学省は、道徳教育推進のために、「道徳の時間」の充実が重要であると述べている。枚方市での平成25年度「道徳の時間」の状況は?
【A1】各学校で「道徳の時間」年間計画に基づき、「思いやり・親切」「生命尊重」等、道徳の内容項目について学ぶ授業を進めてきた。文部科学省が作成した「心のノート」や大阪府教育委員会が作成した「夢や志をはぐくむ教育」の読み物資料等も積極的に活用している。また、保護者や市民に向け「道徳の時間」の授業公開も継続して行っている。
【Q2】平成26年度から「心のノート」改訂版として道徳教育用教材「私たちの道徳」が全児童・生徒に配付されたが、「私たちの道徳」活用について現状は?
【A2】「私たちの道徳」は、児童・生徒が道徳的価値について自ら考え、行動できるようになることをねらいに文部科学省が作成したもので、家庭での生活や学校と家庭との連携の強化、地域での活動等に際しても有効に活用されることが求められている。この趣旨等を踏まえ、各学校において「道徳の時間」を中心に活用するとともに、家庭で話し合う機会を設ける取組をよりすすめるために、適宜、家庭へ持ち帰らせるよう、6月2日に文部科学省からの通知文「『私たちの道徳』の配付について」を学校にあらためて送付した。
【Q3】4月に全児童・生徒に配付された「私たちの道徳」は6月時点で、一度も家に持って帰っていないという声がある。実際、現時点においても、家庭に持ち帰らせていない学校があるのか?
【A3】文科省からの通知文では「私たちの道徳」は、家庭や地域で話し合ったことを書き込んだり家族が書き込める欄が多く設けられ、家庭や地域で広く活用できるよう作成されている。その活用は家庭や地域と連携を図るなど、適切な配慮を行うこととしている。「私たちの道徳」を持ち帰らせることは、文科省の通知及び作成の趣旨を踏まえ、各学校がその時期等について判断しているものと考えている。
【Q4】市民の方と話をする中、どうも「私たちの道徳」をご存知でない保護者の方が多く、私の方で確認したところ、保護者と話せた小学校16校のうち、14校で持ち帰りでの活用なしということだった。一度だけ持って帰ってきたが名前だけ書いて学校で保管などもあった。また先週金曜にはじめて「私たちの道徳」もらった方、4名(4校)ほど「私たちの道徳」が配布すらされてない話もあった。
「私たちの道徳」配布されている学校でも、授業で「私たちの道徳」を使わずプリントを配布・活用・回収しており、道徳の授業で何をやっているのかわからないそんな声を複数校、何人もの保護者からいただいた。全学年ではないし、その保護者の家だけだったのかもしれないが、こうした声が出てくること自体、その趣旨が伝わっていない・徹底されていない証拠ではないか。
『私たちの道徳』の4ページ5ページでは、その活用シーンとして 学校で 家で 地域で とあり、最後に「生きていくうえで大切なことを考え、自分の生き方に生かしていこう」と書かれている。しかし、学校で先生が預かっていたら、そもそも活用の余地がない。今後、「私たちの道徳」をどのように活用し、道徳教育の充実を図っていくのか?
【A4】「私たちの道徳」は道徳の時間だけでなく、学校のすべての教育活動を通じ、子どもたちの道徳性を育んでいくために活用するとともに、掲載されている読み物資料等を用い、家庭で道徳的価値について考え、話し合い、共有する機会をつくるなど、家庭や地域とも連携し活用していく。今後も児童・生徒の実態を考慮しつつ、適切な教材と機会を活用して、本市の道徳教育の充実を図っていく。
【要望】指導参考資料が今年度に配布されるということなので、活用いただきたい。まず「私たちの道徳」を配布し、しっかり授業してもらいたい。今後も「私たちの道徳」の活用について、文部科学省の趣旨を踏まえ、家庭での活用を推進し、また活用状況を確認いただくよう、要望する。