先週5月13日、美術館の寄附にかかる案件について、
地域住民対象(開成・香陽・五常・香里)の説明会が開成小学校にてありました。
(5月13日 19時~20時30分)参加人数は70人前後。
行政から、10分ほど挨拶と説明があり、その後質疑応答の時間へ。
(説明では、市の魅力アップやイメージアップにつながり、また建物の寄附という特殊な事情があり、市議会の議決が必要であることから 地元や住民への説明が遅れた、情報提供が不十分という話がありました)
質疑については、
賛成意見として
・香里団地は素晴らしい、これまでも留守家庭や病児保育は
最先端でやってきた。またとないチャンス、再発展の中核施設に。
八幡市や生駒市にもある。京都や大阪まで行くのは疲れる。枚方は文化都市。
21世紀の子供たちに美術教育、本物に近づける。学芸員、人件費は減らさないで。経費がかかる
・学芸員をしっかりおいてほしい
・総意や要望を聞いて計画を進めていくことに欠けていた感があるが、
変わりつつある香里ケ丘の再生のチャンスであり、再発展の起爆剤となるのでは。
・次世代の子供たちに素晴らしい美術品を引き継いでいきたい。
反対意見として、
・公園の削減となるのでは。
・なぜ決まるまで言えないのか?この説明会の意義は?
・美術品だけ、もらったらいいのでは?収支について支出は6500万から7500万円と1千万円の誤差があるが、
収入は500万。誤差の範囲内でしか収入がないのか?500円としても1万人来ても500万円。
・議会に説明があったとしても、我々(地域)は初めてきいた。順序が逆では
・福祉のまちづくりを進めてきた枚方市が逆行している
寄付者の意見はきいても、住民の意見は??
この公園はこの近隣(小学校まで遠いため)防災の第一次集会所となっているのでは?
この緊急避難のことについて、担当課は分かっていなかった。(住民の声聞いてない)
・設計者の思いは、手つかずの公園がよかったのでは。
・職員は異動があり10年以上同じ仕事をしないのでは、責任をもたれないでもよいかもしれない。
10年後にどうなっているか考えて。
・ここは、元の山の形を残しながら、このまちを作ってきた。
・子育てをしているおのとしては、遊び場が奪われる。
30年という期間は子供も税金を納める年齢になる。子供たちのことも考えて
質疑・意見として、
・中央公園がどう変わっていくのか?
・足(交通手段)を確保しないといけない。
・もらってから考える、必要かつ十分な条件が整わないうちに進められた様に感じる。
村おこしに持って行くならよいが。ラジオ体操やベンチはどうなるのか。
財政バランスを考えて。
・安全対策。
・この土地というこだわりの理由は?なぜ急ぐ?
行政からの答えとしては、
・6月15日にほぼほぼの図面が出る
・京都の水族館も講演の中にあり、ソファもあり、ゆったりしたスペースは一定確保されている
・昨年の7月に申し出があり、9月12月の議会で答弁してそれぞれ考えを示してきた。
・寄附の特殊性、可決されるかわからないから説明ができなかった
・収支や詳細についても、議決されないと決められない、近隣の同程度の金額設計とした。
・公園の一部は第一次避難地となっている。が、今回の美術館予定地はその外の部分を使う
・香里ケ丘地域を希望され、市から候補地を提示した。
といったような状況です。
(私のメモ書き起こしなので言葉の違いはあると思いますが、概ねこのような感じです。)
私は反対しましたが、この説明会では賛成も反対もありましたし、進めていくにあたり心配や意見もありましたので、なるべく両論を書くようにしました。
いずれにしても、多くの方が事前説明がなかった点を問題視され、
行政は議決がなかったので、といった考えで返答したような印象です。
美術館は賛否ありますが、地域の問題であると同時に、運営管理を行っていく枚方市全体としても考えていかないといけない問題です。今後は補正予算や設置条例が予定あり、議会としても引き続き議論が行われていきます。
次回の市民説明会は6月15日15時より市民会館にて行われます。
※写真撮影は行政からの挨拶までとなっていたので、それ以降は撮影していません。