• 府立高校における卒業生の外部人材の活用については、同窓会や大阪府学校支援人材バンク等に登録いただいた方々に、専門性の高い講義を行ってもらったり、部活動における技術指導などを行ってもらっていると聞いています。府立高校では、これまでも様々な場面において卒業生から支援いただいていますが、その中でも、特に卒業生が出身校に出向いてキャリア教育を行ったり、卒業生を出身校のロールモデルとして広報に活用したりすることは、教育的効果だけでなく、その学校の魅力化の観点からも非常に有効であると思っています。
    このような卒業生を外部人材として活用した具体的な取組状況について、高等学校課長にお伺いします。
  • 〇府教育庁では、キャリア教育を推進するためにという冊子を作成をし、全府立高校にキャリア教育の基本的な方向性及び推進方策を示しております。これを踏まえまして、多くの府立高校が卒業生を招いたキャリア教育講演会等を実施し、卒業生に高校時代の学びが卒業後の進路にどのように役立っているのかなどを語ってもらうことにより、在校生が職業観や将来設計、自己実現等について考える機会を構築しております。

    〇加えて、広報における活用としましては、学校ホームページやパンフレットに卒業生のメッセージを掲載したり、学校説明会において卒業生のインタビュー動画を流したりすることで、中学生や保護者等に対して、その学校での学びを通じてどのような生徒を育んでいるのかということを発信をしております。

    〇引き続き、卒業生を外部人材として活用することについては、好事例を共有するなどして、府立高校を支援してまいりたいと思います。
  • 各校における社会で活躍する卒業生を活用した取組について理解しました。府立高校の特色化、魅力化を考えるに当たっては、施設・設備等のハード面やカリキュラム、部活動といったソフト面のみならず、特色ある学びを通じて輩出された卒業生もまた学校の資源であり、魅力の一つとして捉えるべきであると考えています。これだけデジタル化が進む中で、直接学校に来てもらえなくても、ウェブ等でのやり取りもできると思います。事実、海外留学している卒業生がその在校生とウェブでやり取りする、そんな取組をしている学校もあると聞きました。
     各校での卒業生の活用方法については、学校によってばらつきがあると思われるため、教育庁からも、各校での具体的な取組事例を紹介するなどして、全校的に卒業生の活用が促進されるような支援をよろしくお願いします。