家庭での生ごみ処理支援について

  • 家庭での生ごみ処理支援についてお伺いします。
    決算概要説明書の146ページの10.生ごみ堆肥化事業経費として、121万1,700円が計上されていますが、まずは事業の内容についてお聞きします。
  • この事業は、家庭系ごみの塵芥類、いわゆる生ごみの水分を切ることによる減量とは異なり、生ごみを堆肥化し、花や作物の肥料として利用することで生ごみの削減を進める事業です。
    現在は「生ごみ堆肥化コンポスト容器」、また、「有用微生物群(EM)による生ごみ堆肥化」、「段ボール箱を使った堆肥化」の容器を希望する市民に貸与・指導しております。
  • 生ごみを堆肥化することで、生ごみ自体を削減する事業であることは一定理解しました。
    では、市民が排出する廃棄物のうち、生ごみの占める割合と排出量をお聞きします。
  • 令和3年6月に行いましたごみの組成分析の結果では、市民が排出する一般ごみに含まれる生ごみの割合は28.3%で、令和3年度のごみ量、約56,182トンから算出しますと、生ごみは約15,900トンあると考えています。
  • 令和3年度に家庭から排出された生ごみの量は、約3割・約1万5,900トンもあり、これらの取組はごみ減量のためには重要であると考えています。
    一方で、全世帯において、コンポスト容器や段ボール箱を使った堆肥化に取り組むことについては、利用場所等の問題もあり、難しいところがあるとも思っています。
    全国的には、生ごみの削減・減量に向けた堆肥化の取組として、生ごみ処理機を購入した市民に対し、購入費用の一部を助成する制度を設けている市もあります。
    枚方市でも平成21年度まで同様の制度がありましたが、生ごみ処理機の性能の問題等で廃止したとお聞きしています。
    制度廃止から12年が経過し、この処理機も近年、性能が向上していると思いますので、生ごみの減量・削減に向け、市民が取り組むことができる手法の拡充に向け、改めて検討していただくようお願いしておきます。