ICT利用促進について

  • 決算概要説明書107ページの27.「新しい生活様式」に係る高齢者のICT利用促進事業経費138万9280円についてお伺いします。
    昨日の田中委員への答弁では、費用の内訳については、ひらかたポイント付与に係る負担金と消耗品費とのことでしたが、連携事業者による高齢者向けのスマホ講座なども実施されていたと認識しています。
    講座についての費用負担はなかったのか、また、令和3年度における講座の実施状況についても併せてお聞きします。
  • 【長寿・介護保険課長】「新しい生活様式」に係る高齢者のICT利用促進事業における、連携事業者による高齢者向けのICT利用促進の取り組みとしましては、スマホ講座等を高齢者向けに実施していただける連携事業者を公募する際に、「スマホサポート体制の構築」に向け、個人に対するサポート、地域に対するサポート、行政に対するサポートに可能な限り長期間の協力をお願いすることを要件としたうえで、それらの業務にかかる費用については、原則として連携事業者にご負担していただくこととしていたことから、講座開催に関する市の負担はございませんでした。
    令和3年度の連携事業者による講座の実施状況といたしましては、大手通信事業者3社による「初心者向けのスマホ体験教室」を36回開催し、345人にご参加いただきました。
    いずれも事業者が用意したスマートフォンにより、基礎的な操作方法を学ぶ講座となっております。
  • 36回開催され、345人の参加があったとのことです。
    社会全体のICT活用の機運の向上もありますが、事業者と連携した取り組みにより、高齢者でスマホを活用されている方が増えてきていると認識しています。
    効果についての市の認識をお伺いします。
  • 【長寿・介護保険課長】令和3年度に実施いたしました、スマホ購入時にひらかたポイントを付与する「スマホデビュー支援」の取り組みでは、購入時と購入から2か月後のスマホ利用の状況等についてのアンケートを行っており、購入時のアンケートには、店舗のサポートを受けながら594人の方にご回答いただき、そのうち約3割に当たる194人の方につきましては、サポートのない状態でのスマホ操作により、2回目のアンケートへの回答入力を行っていただいたところです。
    そのほか、市公式LINEの登録者の割合として、全登録者9万2,501人のうち57%が50代以上となっていることから、引き続きの支援は必要であるものの、一定の効果が得られているものと認識しております。
  • 私の周りでもスマホやタブレットを自在に操っている高齢の方が多くいらっしゃいます。
    昨日もプレミアム商品券事業でも申し上げましたがこの間、国・府の動き、また本事業をはじめとする市としての取り組み、地域や民間事業者を含め様々な展開が展開されてきました。
    年単位で見ると、デジタルサービス・ICT機器は国民の間に大きな広がりを見せるものとなってきています。
    ICTに弱く、デジタル情報は受け取れない、との認識を変える状況になりつつあると考えます。
    高齢者施策を実施する際には、変化の状況を注視し、現状にあった情報発信などの対応を行っていただきますよう要望します。