大大阪への挑戦!(大阪府議会議員)岩本ゆうすけの公式サイトです。地元枚方の未来を切り拓き、大阪の発展と成長に全力で取り組む。
MENU
メニューを飛ばす
活動記録
思い・政策
なぜ、政治なのか
枚方にかける思い
令和6年度大阪府施策についての提言(令和6年8月5日実施)
政策・主張(府議2023-2027)
プロフィール
自己紹介
経歴
ライフワーク
資料室
議員報告PDF書庫
動画一覧
府議会質疑応答
お問い合わせ
Information
活動記録
HOME
»
活動記録
»
議会報告
»
令和4年度 議会報告
»
支援教育について(一般質問・令和4年6月)
支援教育について(一般質問・令和4年6月)
投稿日 : 2022年7月31日
最終更新日時 : 2022年9月29日
投稿者 :
昌幸上栫
カテゴリー :
令和4年度 議会報告
,
枚方市議会質疑応答
,
議会報告
支援教育について
支援教育について令和5年度より、枚方市の支援教育の在り方が変更となる経緯は、先ほどの答弁で一定理解しました。
しかし、枚方市の支援学級数が年々増加傾向であると聞いており、今回4月27日付の文部科学省より通知後、枚方市としてもしっかりと方針が定まっていないまま、各学校や保護者に伝達したように感じました。
まず、枚方市立小中学校の支援学級数の推移と、教育委員会として保護者に不安を与えたことについてどう捉えているか、また保護者から支援学級の在籍を決める期限が昨年度より早くなっているとの声も届いていますが、今後の対応についてお伺いします。
次に、7.支援教育についてお答えします。
市立小中学校の支援学級の推移ですが、令和2年度は小学校253学級、中学校82学級、令和3年度は小学校263学級、中学校89学級、令和4年は小学校281学級、中学校97学級と年々増加傾向にあります。
今回、文部科学省からの通知を受け、大阪府教育庁からも適切な対応をするよう通知がありました。
市教育委員会による学校や保護者への伝え方が不十分であったため、心配や不安を与えたことを重く受け止めています。
支援学級在籍等の検討期日については、次年度より、新たに支援学級に入級を検討する場合は、その後の学習の様子等を把握する必要があることから6月末までとしていましたが、現在、支援学級に在籍または通級指導教室を利用している児童生徒も含め、1学期末の懇談等で十分相談の上、来年度の学びの場を決定してまいります。
今後は、保護者対象の説明会を開催するとともに、まずは就学相談をした上で枚方市の子どもたち一人一人の教育的ニーズに的確に応えることができるよう、小中学校全校に通級指導教室を設置することを含め、必要な教育環境の整備に努めてまいります。
スケジュールとしては例年通りとのことですが、令和4年6月13日には、市教育委員会が次年度の支援学級の在り方について教職員向けの説明会を行ったと聞いております。
実際に保護者と相談をしていく学校の教職員から、どのような質問が出たのかお伺いします。
説明会の質問としましては、通級指導教室は必ず全校設置できるのか、一度支援学級を退級し、再度支援学級に入級することはできるのか、特別支援教育支援員の配置はあるのか、知的を伴わない例えば肢体不自由児等も週の時間数の半分以上を支援学級で過ごすのか等、様々な質問がありました。
通級指導教室を全校に設置するとのことですが、通級指導教室の設置基準や、具体的にどのようなことをするところか、また、府に申請をすれば国の予算で全校に設置できるのでしょうか。
さらに全校設置が国の予算でできない場合、どう考えているのかお伺いします。
通級指導教室は通常の学級に在籍している「ことば」「きこえ」「発達」等に比較的軽度の課題がある児童生徒のため指導や支援をする通常の学級とは別の教室です。
内容としては、正しい発音や、ことばのリズムを獲得するための指導、人とのかかわりを広げるために行うソーシャルスキルの指導を通してコミュニケーションの力を育みます。
児童生徒の状況に応じて、週あたり1時間から8時間までの指導を行います。
通級指導教室の設置基準はありませんが、「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律」、いわゆる「義務標準法」においては、対象児童生徒13人に対して教員定数1人が算定される仕組みとなっています。
ただ今ご説明した義務標準法の規定について、現在は、計画的に改善を行っている期間中であり、完全施行は令和8年度となっていること、教員定数の算定に際しては、学校ごとではなく、都道府県ごとの算定となっていることなどから、国・府の教員定数措置によって、全小中学校の通級指導教室に必要な教員配置は、困難な場合も考えられます。
そのほか、児童生徒の状況に応じて、習熟度別少人数指導の加配措置や特別支援教育支援員の配置が必要な場合も考えられるところです。
いずれにしても、まずは、支援が必要な児童生徒やその保護者と十分な就学相談をした上で、必要な予算の確保を、国・府に要望するとともに、本市独自の予算の確保についても併せて検討してまいります。
国の予算で通級指導教室を設置できない場合には、市費で設置するとのことですが、財源として現在市費で行っている少人数学級編制充実事業が見直されると聞いています。
少人数学級編制充実事業、いわゆる小学校のダブルカウントについては、支援学級在籍児童が多くの時間を通常の学級で授業を行うことにより、1学級あたりの児童数が増加するため、市独自で少人数学級編制を行っているということだと思いますが、この見直しによる教育委員会の考えをお伺いします。
市教育委員会としましては、今回の支援学級の在り方の見直しにより、支援学級に在籍する児童生徒は、週の大半を支援学級で学ぶことになります。
また、通級指導教室に学びの場を変更した支援学級在籍児童生徒は、通常の学級の在籍になります。
これまでのダブルカウントの趣旨は、通常の学級において支援学級在籍の児童生徒が多くの時間を過ごしていたことから、児童一人ひとりに対し、きめ細かな指導を行うことを目的として加配を行う制度でありました。
今回の支援学級の在り方の変更に伴い、ダブルカウント加配の在り方の見直しが必要と考えています。
いずれにしても、まずは就学相談をした上で枚方市の子どもたち一人一人の教育的ニーズに的確に応えることができるよう、必要な児童・生徒がいる全ての小中学校に通級指導教室を設置することを含め、必要な教育環境の整備に努めてまいります。
来年度から支援教育のあり方が大きく変更しようとしていることはわかりましたが、今まで枚方市が定めていた1日1時間以上、週5時間以上の支援学級での学習は間違っていたのでしょうか。
今年度までの支援教育のあり方を含め、来年度の支援教育をどのように進めていこうとしているのか、教育長の考えをお伺いします。
これまで、枚方市では「ともに学び、ともに育つ」という理念のもと、児童生徒や保護者の願いに応えて、支援教育を実施してきており、この理念は引き続き大切にしていかなければならないものと考えています。
一方で、一人ひとりのニーズに応えるべく進めてきたきめ細かな支援が、ニーズに応えることを重視するあまりに、将来の自立を見据えて指導を行うという、支援教育としての本来の役割の一部が置き去りになっているのではないかと考え、このことは見過ごすことができないと考えております。
なぜ、急いで見直しをする必要があるのかとのご意見もいただいておりますが、将来の自立を見据えながら一人ひとりのニーズに応じた適切な学びの場を提供することが、教育委員会としての役割であり、日々成長し、小中学校9年間という限られた時間の中では、待ったなしの状況であると認識しております。
また、今回の文科省通知は、教員定数算定ルールの運用方法を示している側面もあることから、本通知に基づいた運用を行わない場合は、必要な教員配置がなされないおそれがあるものと考えております。
いずれにしましても、保護者の皆さまにも、十分ご理解いただいた上で、適切な学びの場を設定できるよう、必要な環境整備を含めて、よりよい枚方市の支援教育をめざしてしっかりと取り組んでまいります。
私の聞いたところでは、関東地方のかの県では通級指導教室の適切な活用ができておらず、そのことから国に多額のお金を自主返還したという事例があったとも聞いています。
ご答弁にもあったように必要な教員配置がなされないおそれ、またその他影響を考えますと、無視はできないもの、取り組んでいかなければならないものと捉えています。
しかし、これまでもあったように、今回のプロセスには大きな問題があったように思います。
ダブルカウントのあり方見直しともありましたが、これも現場にとっては大きな変更です。
保護者の中にはまだ不安や心配をしている方も多いと思いますし、各方面に丁寧な説明を行い、不安を払拭していただきたいと思います。
教育長は常々、本来の姿に戻すんだという趣旨の発言をされてきたようです。
ということは今までの教育は、本来の形ではなかったのか。そうした疑問さえ浮かびます。
今後、重要な変更にあたっては、紙だけで済まそうとするのではなく、十分に言葉を尽くしていただきたいと思います。
今後、支援教育の在り方について、国の通知の趣旨を踏まえつつ、児童・保護者・現場の教職員にも言葉を尽くし丁寧な説明をはかり、必要によっては経過措置の設定等、必要な施策を行っていただきますよう要望しまして、質問を終わらせていただきます。
こんな記事も読まれています:
枚方市内の交通基盤整備について(一般質問・令和4年6月)
枚方市でのドローンの活用について(一般質問・令和4年6月)
枚方市駅前周辺再整備について(一般質問・令和4年6月)
学校給食について(一般質問・令和4年6月)
投稿タグ
一般質問
,
支援教育
Facebook
Hatena
twitter
Google+
←
学校給食について(一般質問・令和4年6月)
支援教育に関する要望書を枚方市に提出
→
PickUp
人気の投稿
最近の投稿
1人1台端末の共同調達について(2024年3月教育常任委員会質疑)
令和6年度がスタート。御殿山小倉線の完成記念式典へ
府立高校の食堂について(2024年3月教育常任委員会質疑)
5月20日、5月議会。岩本は環境・産業・労働委員会の所属へ
定時制高校の魅力に関する広報について(2024年3月教育常任委員会質疑)
10.27衆議院選挙。中司宏、そして日本維新の会に託してください。
衆議院選挙!3年ぶりの機会、地元では中司宏をよろしくです。本日から演説会も続々と
本日は、環境産業労働常任委員会の質疑
青年会議所のブロック大会へ。明日、一般質問やります
令和6年9月議会がスタート。来週、一般質問やります
月別アーカイブ
月別アーカイブ
月を選択
2024年10月 (3)
2024年9月 (3)
2024年8月 (3)
2024年7月 (4)
2024年6月 (2)
2024年5月 (1)
2024年4月 (4)
2024年3月 (11)
2024年2月 (4)
2024年1月 (1)
2023年12月 (2)
2023年11月 (2)
2023年10月 (1)
2023年9月 (9)
2023年8月 (4)
2023年7月 (1)
2023年6月 (6)
2023年5月 (4)
2023年4月 (18)
2023年3月 (15)
2023年2月 (8)
2023年1月 (14)
2022年12月 (12)
2022年11月 (21)
2022年9月 (7)
2022年8月 (4)
2022年7月 (10)
2022年6月 (2)
2022年5月 (2)
2022年4月 (1)
2022年3月 (2)
2022年2月 (3)
2022年1月 (1)
2021年12月 (1)
2021年11月 (2)
2021年10月 (2)
2021年9月 (2)
2021年8月 (2)
2021年6月 (1)
2021年5月 (6)
2021年4月 (6)
2021年3月 (2)
2021年2月 (2)
2021年1月 (7)
2020年12月 (5)
2020年11月 (2)
2020年10月 (4)
2020年9月 (7)
2020年8月 (4)
2020年7月 (3)
2020年6月 (7)
2020年5月 (3)
2020年4月 (1)
2020年3月 (15)
2020年2月 (3)
2020年1月 (2)
2019年12月 (11)
2019年11月 (32)
2019年10月 (4)
2019年9月 (5)
2019年8月 (8)
2019年7月 (8)
2019年6月 (11)
2019年5月 (7)
2019年4月 (15)
2019年3月 (8)
2019年2月 (6)
2019年1月 (3)
2018年12月 (12)
2018年11月 (12)
2018年10月 (36)
2018年9月 (10)
2018年8月 (6)
2018年7月 (6)
2018年6月 (7)
2018年5月 (10)
2018年4月 (5)
2018年3月 (34)
2018年2月 (4)
2017年12月 (6)
2017年11月 (4)
2017年10月 (11)
2017年9月 (15)
2017年8月 (10)
2017年7月 (17)
2017年6月 (11)
2017年5月 (14)
2017年4月 (14)
2017年3月 (44)
2017年2月 (12)
2017年1月 (10)
2016年12月 (20)
2016年11月 (18)
2016年10月 (12)
2016年9月 (10)
2016年8月 (15)
2016年7月 (14)
2016年6月 (18)
2016年5月 (12)
2016年4月 (11)
2016年3月 (44)
2016年2月 (14)
2016年1月 (6)
2015年12月 (9)
2015年11月 (5)
2015年10月 (18)
2015年9月 (6)
2015年8月 (28)
2015年7月 (10)
2015年6月 (23)
2015年5月 (18)
2015年4月 (31)
2015年3月 (18)
2015年2月 (7)
2015年1月 (13)
2014年12月 (14)
2014年11月 (5)
2014年10月 (8)
2014年9月 (13)
2014年8月 (25)
2014年7月 (30)
2014年6月 (34)
2014年5月 (31)
2014年4月 (29)
2014年3月 (43)
2014年2月 (24)
2014年1月 (26)
2013年12月 (28)
2013年11月 (26)
2013年10月 (65)
2013年9月 (21)
2013年8月 (6)
2013年7月 (9)
2013年6月 (11)
2013年5月 (2)
2013年4月 (6)
2013年3月 (8)
2013年2月 (12)
2013年1月 (4)
2012年12月 (6)
2012年11月 (2)
2012年10月 (5)
2012年9月 (1)
2012年8月 (16)
2012年7月 (5)
2012年6月 (4)
2012年4月 (2)
2012年3月 (11)
2012年1月 (2)
2011年12月 (5)
2011年11月 (12)
2011年10月 (5)
2011年6月 (3)
2024年11月
月
火
水
木
金
土
日
« 10月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
活動記録:カテゴリ
活動記録:カテゴリ
カテゴリーを選択
令和2年度 議会報告 (30)
令和3年度 議会報告 (3)
令和4年度 議会報告 (40)
令和5年度 議会報告 (6)
令和6年度 議会報告 (8)
令和元年 議会報告 (43)
地域・奉仕活動 (238)
大阪府のニュース (2)
平成23年度 議会報告 (8)
平成24年度 議会報告 (20)
平成25年度 議会報告 (46)
平成26年度 議会報告 (60)
平成27年度 議会報告 (14)
平成28年度 議会報告 (55)
平成29年度 議会報告 (45)
平成30年度 議会報告 (71)
平成31年度 議会報告 (4)
政治活動 (751)
日々の事(岩本日常) (433)
未分類 (3)
枚方市のあれこれ (408)
枚方市のニュース (63)
枚方市式典・行事 (153)
枚方市立美術館について (9)
枚方市議会質疑応答 (409)
視察・他市 (38)
議会報告 (344)
連絡先
事務所
〒573-1146
大阪府枚方市牧野阪2丁目5−1 上羽ビル307
電 話
072-864-5004
FAX
050-3488-9143
メール
ご意見・ご要望他、各種お問合せは
専用メールフォーム
へ