枚方市駅観光拠点事業委託料について

令和2年度予算特別委員会 開催日:2020.3.27

  • 一般会計予算説明書141ページの「枚方市駅市民サービスセンター管理運営経費」の(4)観光拠点事業委託料として8,980,000円について、この委託の概要についてお尋ねします。
  • 観光拠点事業は、枚方市駅東口前にある「枚方観光ステーション」の管理・運営業務として、市内の文化・観光情報の提供や、市内特産品と友好都市、市民交流都市の紹介などを、枚方市文化観光協会に委託しております。
  • 「枚方観光ステーション」は、重要な観光拠点として位置づけられており、その役割を果たすためには来場者を増加させることが求められているにも関わらず、ここ数年増加していない、ということについて、以前から指摘をさせていただいています。
    こうした状況を踏まえ、来年度、新たにどのような取り組みをされるのか、お伺いします。
  • 来年度は、四季折々の情報をタイムリーに伝えるなど、観光案内・情報発信のさらなる強化に取り組む予定です。
    また、文化観光協会の自主事業として、今年度の実験的な取り組みの中で、観光ステーション内にブースを設け、北海道や沖縄など、友好都市・市民交流都市の特産品を、期間限定で販売する「物産フェア」の開催や、5パーセント割引する「お客様感謝デー」を行ってきました。
    来年度は、こうした来場者を増やす取り組みをさらに強化し、認知度向上とともに自主財源の確保も目指してまいりたいと考えております。
  • 物産フェアやお客様感謝デーなど集客の取り組みを、引き続き行っていくとのことですが、それらは単発の取り組みであり、継続的な効果につながるとは思えません。
    年間を通じて来場者を増加させるには、もっと抜本的な見直しが必要になると思います。
    今後、「枚方観光ステーション」を重要な観光拠点として確立するために、また、運営する枚方文化観光協会に、市としてどのようなことを求めていくのか、お伺いします。
  • 「枚方観光ステーション」は、情報発信の拠点として、枚方を訪れる市外の方が「枚方に来てよかった」「枚方にまた訪れたい」を思っていただけるように、来訪者の多様化するニーズに対応することが必要であると考えています。
    そのために、最新グルメや宿泊施設、文化財など枚方ならではの地域資源やイベントなど、まち全体の様々な観光情報を総合的に提供すること、そして、観光客への高いホスピタリティを備えた「観光情報コンシェルジェ」を担う人材育成の取り組みを進めるよう、委託先である文化観光協会に求めていく考えです。
  • 観光ステーションがある枚方市駅は京阪電鉄の乗降客第3位の駅で、京都・大阪からも近いというロケーションにも恵まれています。
    しかし、毎日たくさんの人がこの駅で降りているチャンスを生かせず、今本市のどこで何が行われているのかわかる場所がないという状況であるとの声もいただいています。
    例えば、「万年寺山の梅の花が見頃です」、「その近くにはこんなカフェがあります」といった、ニーズに合った情報を的確にお届けすることができれば、枚方の魅力を体験していただくことができるのではないでしょうか。
    せっかく枚方に来ていただいた方に、効果的な情報発信がなされなければ、交流人口を増やす大切な機会を失ってしまいます。
    観光拠点という事業名の通り、枚方市の観光の旗頭となれるよう、観光ステーションの立地の良さという強みを生かし、民間事業者や各団体とも連携し、効果的な観光情報の発信を一層強化していただきますよう要望しておきます。