「協働」の取り組みについて
令和元年9月定例月議会 開催日:2019.10.07
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次に3.「終わりに」(1)「協働」の取り組みについてです。
「終わりに」の部分で「市民、地域、事業者、大学などと行政課題や目標を共有し、それぞれの特性や資源などを生かし連携・協力する『協働』の取り組みがますます重要となる」と述べられておられます。
「協働」については、1期目の所信表明でもまちづくりの重要なキーワードのひとつとして掲げておられますが、具体的にどのようなイメージでの協働が必要であると考えているのか、お伺いします。
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次に、「協働」の取り組みについてお答えします。
協働については多様化・複雑化する地域課題や取り組むべき方向性について共有化を図り、行政だけでなく市民や市民団体、NPO、事業者などあらゆる主体がそれぞれの持てる力を適切な役割分担の中で発揮していくことで、本市の魅力を共に高めていくことが必要であると考えています。
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次に3.「終わりに」の(1)「協働」の取り組みについてです。
協働という仕組みが重要であるという認識は私も同じですが、まちづくりの担い手を増やすという従来あったような協働では、複合的な課題を効果的に解決するには不十分だと考えます。
少子高齢化、人口減少が進展し、社会のあり方が変化していく中で、複雑化することが予想される地域課題の解決へ向けての行政の果たすべき役割、市民や地域の役割、また民間主体の役割も変化していくものと予想されるなかで、協働についても新たな視点を持って取り組むことが必要と考えますが、この点について市長の見解を伺います。
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次に協働についてお答えします。
社会状況が変化する中で、より効果的な取り組みにつながるよう、時代に即した形での協働を進めていく必要があると考えています。
民間事業者などが公共的課題へ関わる領域も従来に比べて増えてきていると認識しており、本市としても地域課題の解決を図る上で、より効果的な協働が行われるよう、コーディネートなどの役割を果たしていく必要があると考えています。
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「協働」の取り組みについて意見と要望を述べておきます。
今後、人口減少が進む中で、若年層の減少も進み、経営資源としての人材確保が難しくなることや、市民生活を支えるために「公」「共」「私」それぞれが有する機能が従来のようには期待できなくなることが見込まれます。
これからの時代の複雑化する地域課題を解決するため、「公」「共」「私」の新しい連携の形が求められていると思います。
このような観点から、枚方市における協働についてどのような形がふさわしいのか、またそのような形をどのように構築していくかについて、地域の状況、社会の状況を十分に考慮しながら検討し、実効性のある協働の推進に向けて取り組んでいただきたいと要望しておきます。
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