SDGsの取り組みについて

令和元年9月定例月議会 開催日:2019.10.07

  • 国連で採択されたSDGsに掲げる17の目標について、「枚方市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に位置づけ職員の意識醸成や各施策との関連付けを進めるとのことですが、SDGsは、2030年を年限とし、「誰一人も取り残さない」持続可能で多様性と包摂のある社会の実現めざす国際目標です。

    SDGsがめざす、誰一人も取り残さない社会の実現は、本市においても国際社会の一員として当然取り組むべきものと考えておりますが、SDGsのような取り組みは、目標となる未来を定めた上で、そこを基点に現在を振り返り、今何をすべきかを考える、いわゆるバックキャストの思考で取り組んでいくことが重要だと考えます。

    そこで、市長はSDGsの年限である2030年の枚方の姿をどのようにイメージし、SDGsの取り組みを進めていかれようとしているのかお聞きします。

  • 次に、SDGsの取り組みについてお答えします。

    SDGsがめざす、誰一人も取り残さない社会の実現は、本市においても国際社会の一員として当然取り組むべきものと考えており、2030年に向けては、SDGsの取り組みを推進することで、本市の総合計画に掲げております取り組みが着実に進み、総合計画に掲げるめざすまちの姿「持続的に発展し、一人ひとりが輝くまち枚方」の実現につながるものと考えています。

  • SDGsに掲げられている各ゴールは互いに不可分なものであり、例えば環境と関わりの深いゴールの達成を通じて、経済・社会の諸課題の同時解決につなげることが重要とされています。

    このことは、今回の所信表明における様々な課題を各部署が連携しながら解決に向けた取り組みを行うとしている横串組織の考え方と同様のものと考えています。

    2030年の枚方の目指すまちのイメージに向けて、枚方市でのSDGsが形だけのものとならないよう、実効性のある具体的な取り組みを進めていく必要があると考えますが、今後の展開についてお聞きします。

  • 次に、SDGsの取り組みについてお答えします。

    本市におけるSDGsの具体的な取り組みについては、職員の意識醸成やSDGsへの各施策の関連付け、SDGsの理念の周知などに取り組むとともに、目標達成に向けては公民を問わず、多くの関係者との連携が必要となることから、シティプロモーション推進プラットホームを活用し、多くの関係者との連携のもと取り組みを進めます。

  • SDGsの活用は、注力すべき政策課題の明確化や、経済・社会・環境の三側面相互の関連性の把握による、政策推進の全体最適化に有効です。

    SDGsの17の目標を、計画に位置付けて終わりではなく、SDGsを推進するための横串組織の設置や、様々な主体とのパートナーシップを積極的に推進するなど、具体的な取り組みを進めていただきますよう、要望します。