「選ばれるまち」について

令和元年9月定例月議会 開催日:2019.10.07

  • 市長は、1期目において、人口減少を今後の枚方のまちづくりにおける大きな課題であると捉え、徹底した行政改革のもと、人が集まるまちづくりに重点をおいたまちづくりを進めてこられました。

    今回表明された2期目の所信表明では、「選ばれるまち」への評価・支持をさらに確かなものとしていくため、より効果的な施策を推進するとのことです。

    そこでまず、市長が考える「選ばれるまち」とはどういうまちなのでしょうか。

  • 「今後4年間の取り組み方針 ~さらなる改革、そして成長へ~」のうち、「選ばれるまち」についてお答えします。

    現在の情報社会では、人々が住まいを決める際に、住宅情報や交通の利便性などに加え、行政施策など自治体の情報を容易に収集することができる環境にあります。

    また、「住みたいまち」のランキングが様々な観点から多数公表されており、人々がどのまちに住むかということに大きな影響を与えています。

    そのような中で「選ばれるまち」とは、暮らしに関わる様々な要因を元にして人々が検討し、このまちに住んでみたい、また住み続けたいと思える、多くの魅力あふれるまちだと考えています。

  • 「選ばれるまち」とは、人々が暮らすのに魅力のあるまち、ということですが、人々が枚方市に魅力を感じ、多くの人から選ばれるまちとなるためには、枚方市のまちの特性を分析した上で、どういうところに魅力を感じるのかということをしっかりと把握し、必要な施策を展開し、PRしていくということが必要であると考えます。

    市長は、枚方市の魅力として、どういった強みがあり、また今後弱みがあると考えるのか、またそれを把握した上でどう取り組んでいくおつもりか、お伺いします。

  • 次に、「選ばれるまち」についてお答えします。

    平成27年に実施した市民意識調査では、「枚方市の好きなところ・誇れるところ」として、「交通の便利さ」「医療施設の充実」「買い物に便利」が上位に挙がっています。

    一方で、「枚方市のよくないところ・改善すべきところ」としては「余暇を楽しむ場所の不足」「交通の不便さ」「文化・スポーツ施設の不足」が上位に挙がっています。

    今年度も市民意識調査を行い、現在取りまとめているところですが、このような調査などから浮かんでくる、人々が住まいを決定する際の要因となるような枚方の長所については、本市の魅力として市内外にしっかりと発信するとともに、短所については、課題を整理し、必要な施策を実施していくことで、多くの人から選ばれるまちとして発展させていけるものと考えています。

  • まず、市長が「住みたいまち」のイメージを明確に持ち、発信していく必要があると思います。

    また、市民ニーズをしっかりとくみ取り、限られた財源の中で施策の優先順位をつけながら、魅力のあるまちづくりをしていく必要もあります。

    今後、日本全体で人口が減少していく中で、自治体間で人口を奪い合う「都市間競争」は、いずれ限界がくることから、それを過度に意識することなく、自治体間の広域連携や様々な主体との協働の推進などを図ることによって、多くの人に選ばれるまちとなるよう、要望します。