ESCOについて
平成29年予算特別委員会(第4日目) 開催日:2017.03.21
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予算説明書117ページの3.輝きプラザきららESCO事業として委託料1億8,500万円、また、予算説明書427ページの18.中央図書館ESCO事業として委託料1億2,500万円がそれぞれ計上されています。
昨年8月の建設環境委員協議会において、輝きプラザきらら及び中央図書館ESCO事業実施の報告がありましたが、このESCO事業とはどういう事業なのか、お伺いいたします。
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ESCO事業につきましては、省エネルギー効果が見込まれるシステム・設備改修案などを事業者から募り、省エネルギー改修及び維持管理まで含めた包括的なサービスの提供を受ける事業でありまして、平成18年3月に国でマニュアルが整備されたものです。
今回、市有建築物保全計画の第II期実施計画に基づく、輝きプラザきらら及び中央図書館の老朽化した空調設備を初めとする設備の更新について、民間活力を活用し、効率・効果的な実施とあわせて、省エネルギー化の推進を同時に実現する設備更新型ESCO事業において事業実施することとしたものでございます。
鷺 信彦施設整備室課長
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ESCO事業については一定理解しました。
それでは、今回、この事業の効果について、具体的に説明を求めます。
また、事業実施に当たり、市が今後建物を管理していく上で契約上において制約を受けるものはないのか、お伺いいたします。
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今回行う設備更新型ESCO事業は、平成26年3月から新たに国のマニュアルで位置づけられた事業方式でありまして、効果といたしまして、通常改修と比較し、省エネルギー化に係る部分に補助金が期待できること、事業者提案による省エネルギー化によりさらなるCO2の抑制が図れること、事業者による省エネルギー効果の保証が受けられること、そして設備更新に係る設計、施工、維持管理を事業者が包括的に実施するため、市の事務量の低減が図れることが見込まれます。
具体的には、今回の事業者提案は、両施設の1次エネルギー削減率が約45%で、年間1,500万円程度の光熱水費の削減効果が見込まれております。
また、当該事業で設置した設備等につきましては、工事完了後市に引き継ぐことから、今後、建物の管理に支障はございません。
鷺 信彦施設整備室課長
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1次エネルギー削減率45%、年間1,500万円の光熱水費の削減につながるということでしたが、これだけメリットのある事業であれば、この施設にとどまらず引き続き行っていく必要があると思いますが、今後、この事業をどう展開していく考えなのか、お伺いします。
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省エネルギー化に係る補助金の獲得や事業者による省エネルギー効果の保証などの効果が期待できるESCO事業が成立するためには、一定の省エネルギー削減が図れる施設規模が必要となります。
このことから、今後、市有施設における設備機器の取りかえについてのESCO事業の導入は限られたものになると考えておりますが、設備更新の際には、導入の可能性について検討してまいりたいと考えております。
鷺 信彦施設整備室課長
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枚方市役所では、市役所CO2削減プランを策定し、平成29年度の温室効果ガス排出量を平成23年度比で6%以上削減するという目標を設定、市役所として地球温暖化対策に取り組んでいますが、中でもESCO事業の活用は大きな効果があると考えられます。
今後も設備更新などのタイミングを捉え、積極的に導入を検討いただくよう要望しておきます。
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