外来生物への対応について
平成29年予算特別委員会(第4日目) 開催日:2017.03.21
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予算説明書145ページでは野生動植物保護経費が計上されておりますが、先日、テレビで、近年野生化したアライグマなどの外来生物が市街地にあらわれ、天井裏などの家屋に侵入するなどの被害が多く見られるという報道がありました。
この中では、電気系統をかみちぎって、そこから火災が起こった話なども紹介されていました。
さらに、農作物への被害も報告されていると聞いています。
特に、アライグマはアニメでの印象とは異なり、気性が荒く、興奮するとかみつくことがあり、大変危険だと言われておりますが、国や府、市ではそれぞれどのような対策が行われているのか、お伺いいたします。
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アライグマにつきましては、環境省において、特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律、いわゆる外来生物法の中で、特定外来生物に指定し、輸入、販売、飼育などが原則として禁止されているとともに、積極的な防除を行うこととしております。
これを受け、大阪府では、大阪府アライグマ防除実施計画を策定し、市では、府の計画に基づき、アライグマを捕獲しております。
川南 裕環境保全課長
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アライグマについては、国により、特定外来生物に指定され、原則輸入などが禁止され、大阪府の防除計画に基づき、市で積極的な防除、捕獲されていることを一定理解しました。
アライグマによる被害は、具体的にどのようなものなのか。
また、本市ではどのような手法で捕獲等が行われているのか。
さらに、年間どれぐらい捕獲されているのか、お伺いいたします。
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アライグマによる被害としましては、人家の屋根裏や廃屋に侵入し、壁を壊したり、鳴き声やふん尿によるにおい、スイカやトウモロコシなど農作物への被害が全国的にも問題となっております。
次に、アライグマの捕獲についてですが、直接捕まえることは危険なことから、専門業者への委託により、アライグマのあらわれる場所に捕獲箱を設置し、捕獲、回収しております。
また、捕獲数ですが、今年度は、2月末時点でアライグマを59頭捕獲しました。
平成20年度の捕獲数は2頭であり、ここ数年、アライグマの捕獲数は大幅に増加しております。
大阪府全域においても、平成20年度の捕獲数は724頭であったものが、平成27年度には1,157頭まで増加しております。
川南 裕環境保全課長
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単純に30倍になりますけれども、本市においても、近年、アライグマの捕獲数が増加していることがわかりました。
アライグマは、対策がおくれるほど個体数が爆発的に増加すると言われており、市民の方々の生活環境に影響を与えるだけでなく、農作物や生態系への悪影響も懸念されます。
こうしたことから、アライグマを初めとした特定外来生物等への対策につきましては、目撃情報があった場合に捕獲するといった受け身の取り組みだけではなく、市民の皆さんに広く情報提供を行い、積極的に捕獲を行うなど、対策を進めていただきますよう要望しておきます。
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