一般介護予防事業について
2018年 決算特別委員会 C日程 開催日:2018.10.31
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決算概要説明書の246ページでは、一般介護予防事業費の決算額が46,448,214円であり、これは予算額に対し60%程度の執行率ということになります。約70%であった平成28年度の執行率から低下していますが、その理由をお聞きします。
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平成29年度の決算におきまして、一般介護予防事業費の執行率が60%程度にとどまった要因としては、業務委託をしている介護予防教室の契約金額が見込みより低額に抑えられたこと、また住民主体の介護予防活動の活性化と継続を支援するための事業経費が、見込額を下回ったことが挙げられます。
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平成29年度の決算で住民主体の介護予防活動の支援として計上していた額が見込みを下回ったということですが、住民が主体的に介護予防に取り組むための仕組みや仕掛けなど、市として何らかのアプローチをされてきたのでしょうか。
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住民主体の介護予防活動のツールとして考案した「ひらかた元気くらわんか体操」の普及啓発などを通じて、地域へのアプローチを行っています。
区民体育祭や夏休みのラジオ体操、自治会・老人会の会議などの機会に取り入れていただき、体操の知名度は向上してきていますが、仲間と一緒に体操を続けるグループの数を増やすため、よりいっそう尽力していかなければならないと考えています。
そこで、ひらかた元気くらわんか体操を実施しているグループを取材したPR動画を作成し、市ホームページに掲載するほか、市職員による出前講座や市内の医療機関の待合室で放映するなど、効果的な働きかけができるよう努めています。
併せて、校区コミュニティ協議会や校区福祉委員会に担っていただいている元気づくり・地域づくりコーディネーターが企画する「地域元気づくり教室」の支援に努めるなど、地域と協議を重ねながら取り組みを進めています。
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ひらかた元気くらわんか体操を活動に取り入れているグループの数は実際に増加しているのでしょうか。
実績数をお聞きします。
また、元気づくり・地域づくりコーディネーターが企画する「地域元気づくり教室」というのはどのような事業なのでしょうか。
平成29年度の実績をお聞きします。
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ひらかた元気くらわんか体操を活用しているグループ数は、平成28年度末に59、平成29年度末には178と増加しています。
また、地域元気づくり教室は、平成29年9月から新たに開始した事業で、自主的かつ継続的な介護予防活動を支援するため、地域の身近な場所で運動機能向上などの専門職による介護予防教室を行う際に、会場使用料と講師報酬などに対して1回あたり2万円を上限として補助金を交付するものです。
実績としては、3校区で5回の介護予防教室を開催され、事業費は88,200円となりました。
平成29年度は、年度途中に事業を開始したため見込数を下回りましたが、現在は申請数も問い合わせも増えており、効果的に事業を実施していただけるよう、支援しているところです。
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平成29年度の取り組みの中で、活動している団体が増加していることがわかりました。
多種多様な団体がそれぞれの地域や場所で、活動いただくことで介護予防につながっていくと思いますので、今後も各団体の主体的な取り組みを支援いただきますよう要望します。