やる気ングリーダーについて(教育指導課)

2018年 決算特別委員会  開催日:2018.10.23

  • 決算概要説明書の181ページで、放課後自習教室事業経費として2986万4,700円が計上されていますが、事業の概要と平成29年度の小学校における実施状況、参加人数をお聞かせください。

  • 放課後自習教室は、児童・生徒の学習意欲を高め、自学自習力を育むとともに、基礎学力の向上を図ることを目的として全小中学校で実施している事業です。

    平成29年度の小学校の実施状況としましては、各校年間80日以上開室し、1日あたり平均参加人数は約26人、延べ参加人数は97,644人となっています。

  • 大阪府では平成20年度から平成22年度まで、「おおさか・まなび舎Kids」として、児童の学力向上と学習習慣の定着を図る取組みを行い、本市では放課後自習教室事業として実施してきたということです。同様の事業として、他市ではどのようなものが実施されているのか、お尋ねします。

  • 子どもたちの学力向上と学習習慣の定着のため、他市においても様々な取り組みが行われています。本市と同様の取り組みとしましては、松原市や泉南市で、児童が自分で学習課題を選び、学ぶことで自学自習力の育成を図る放課後学習を実施しています。

    また、門真市では、市内の小学校9校に、週1回、「学習アドバイザー」を配置し、児童の学習活動に対し、支援が行われています。

  • 学習意欲を向上させるためにも、やる気ングリーダーの存在は非常に大事だと思いますが、報償費に関して、その中で明確な違いがあると聞きます。

    どのような基準で報償費が決まっているのか、お聞かせください。

  • 「やる気ングリーダー」については、子どもたちに学習支援を行うことに対して、専門的な教育に関する知識や経験を有しているかということも考慮し、教員免許資格を有したことがある場合は1500円、それ以外は909円と、報償費の額を定めております。

  • 「やる気ングリーダー」が各学校で活躍されていることはわかりましたが、やる気ングリーダーの取り組みについて、子どもたちへの対応に違いはあるのでしょうか。

    全ての学校で放課後自習教室の取り組みを同じものにする(全市的に質を高めていく取り組み)必要と思いますが、見解をお聞かせください。

  • 放課後自習教室は、子どもたちの自ら学ぼうとする力の育成と基礎・基本の定着を目的として、児童一人一人が、理解度に応じてプリント学習に取り組んでいます。

    その中で「やる気ングリーダー」は、児童・生徒一人一人に応じた支援を行っており、おのずと子どもへの接し方に多少の違いが生じますが、全ての学校において事業目的に基づき取組の充実を図っております。

  • 放課後自習教室が子どもたちの自学自習力を養うために、一定の方向性で取り組まれていることはわかりました。

    しかしIT技術が進化し、パソコンやスマホなどで学べることになった今日、勉強する方法も大きく変わってきていると思います。

    放課後自習教室に期待されるものは、変わってきていますし、これからもまた変わって行くと思います。

    やる気ングリーダーからの声かけ、動機付けもその一つだと思っています。子どもたちの自学自習力を育成するために、好事例を発表し、共有するなど、さらに積極的な取り組みを、要望します。