平野校区のHUG訓練
先日、平野校区の防災訓練に行ってきました。今回は消防団としてではなかったので、議会で準備した防災服を着ていきました。(防災服の色合い、気に入ってます)雨の中、体育館でHUGゲームを行いました。
この日は準備から行きましたが、準備(会場設営)の時にそれぞれが個別に動いてしまい、少し手間取ったことがありました。有事の際にもそれぞれがバラバラにイメージしながら物事を進めると、よくないなと感じさせられたのでした。
地元の招提中学生も参加
また今回は、平野小学校区内の各自治会だけでなく、平野小の先生、また招提中からは生徒も参加。中学生数名が実際に防災訓練、しかもHUG訓練にというのはなかなかない風景で、終盤でのの意見発表も積極的だったように感じましたし、いいね!ボタンを心の中で押しました。
HUG訓練のHUGとは”避難所運営ゲーム”の略で、避難所を運営することを想定するカードゲームとなっています。これは従来の起震車や煙道体験と異なり、机上ではありますが、様々な背景をもつ避難者や要援護者に対してどういう対応をしていくか、部屋割りを考えたり、意見を出し合いながら進めていくことで、実際に避難所の運営や何が求められるかを学ぶことができる内容となっています。
HUG訓練はもともと、静岡県で開発されたもので、カードの裏にも静岡県とありました。日本の縮図といわれる静岡県ということもあり、訓練のあった平野小学校でも起こりうるものが多かったです。(外国人比率が8%という条件や、何住人も避難してくるというのはあまりないかとは思いましたが)
南海トラフ巨大地震(想定震度6弱)が起こった場合の枚方市域の被害想定
スライド画像にもありますが、南海トラフ巨大地震(想定震度6弱)が起こった場合の枚方市域の被害想定は[避難所生活者数34,059人、建物被害(全壊)1,867棟、建物被害(半壊)12,832棟]となっています。
また生駒断層帯地震(想定震度5強~7)の枚方市域の被害想定は[建物被害(全半壊)42,000棟、被災者数16万人、避難所生活者数47,000人]となっています。いずれの場合でも各避難所に3万~5万人が避難・生活を余儀なくされることが想定されており、地域としてもこの状況を踏まえての訓練をしていかなければならない状況です。
いつ大地震が起きてもおかしくない状況にあって、それぞれがそれぞれの立場で何をすべきか、またどういったことが起こるのかを想像でき、よい訓練になったと思います。
寒い中だと、集中力も落ちる
訓練で残念だったのは、全体進行のことです。季節柄もあるのですが、とにかく寒くて寒くて、またゲームに入るまでの背景の説明が少し長く、ストーブも一台だったこともあってか、集中して聞けないから、もう少しテンポよくしてくれ!みたいな声がありました。
ともあれ参加された皆さま、お越しいただいた職員の皆さま、お疲れ様でした。