王仁公園、中の池公園、香里ケ丘中央公園の管理について

平成24年決算特別委員会(第4日目) 開催日:2012.10.22

  • 次に、王仁公園、中の池公園、香里ケ丘中央公園の管理について。

    有料施設運営経費について、お伺いします。

    決算概要説明書の158ページにあります3.有料施設運営経費、(1)各種委託料、ア.料金徴収事務委託料3,005万3,000円はどのような委託内容になっているのか、まずお伺いします。

  • 料金徴収事務委託料ですが、これは公園内にある有料施設の管理業務に係る委託料で、具体的には王仁公園、中の池公園、香里ケ丘中央公園にあるグラウンド、テニスコート、バレーボールコートの年間の使用申し込み、使用者の管理、料金徴収、予約システムの管理、電話問い合わせ、各施設の開閉及び点検、清掃、整備、夜間警備、ナイター照明の管理や事務所の管理業務などでございます。
    平尾雅一公園みどり課長
  • 次に、決算概要説明書の43ページの5.公園施設使用料約5,058万円のうち、プール等を除いた部分で約1,542万円となりますが、先ほどの決算概要説明書158ページの有料施設運営経費約3,401万円を考えれば、マイナス約1,859万円となり、収支のバランスを考えると明らかに均衡が悪くなっています。

    このことについてどのように考えておられるか、お伺いします。

    また、これまで枚方体育協会への業務委託という形を長くとっておられますが、その理由もお伺いします。

  • 委員お示しのとおり、有料施設の収支だけを見ればマイナスとなっておりますが、市民がスポーツを楽しみながら心身の健康とその増進及びスポーツ活動の活性化を目的に運営しており、だれもが手軽に利用できる公共運動施設としての料金設定をしておりますことから、収支だけをとらまえて一元的に判断することは難しいと考えておりますが、今後もコスト削減などの経営努力は引き続き行ってまいります。

    次に、枚方体育協会への委託につきましては、専門的なノウハウやこれまでの業務実績を有していること、公益財団法人の認定を取得し、公益性が保たれていること、また、これらの施設を活用した春季、秋季の総合体育大会の運営や、体育協会加盟団体の協力による各種大会や教室の開催をするなど、本市の施策と密接な連携を保つことができる法人であることから、体育協会へ委託を行っているものでございます。
    平尾雅一公園みどり課長

  • 今の御答弁でいきますと、公共サービスは収支だけでとらまえるものではない、収入増は難しく、コスト削減等による経営改善を図るということです。しかし、限られた財源の中で、最少の経費で最大の効果を目指すという観点で、今後は一つ一つの事業について収支バランスをしっかり見ていく必要があるのではないでしょうか。

    さて、市内のテニスコートやグラウンドは非常に人気があり、特に休日は予約がなかなか取れないとよく耳にしております。

    枚方市スポーツ施設整備計画のスポーツ施設利用状況資料によると、各グラウンドの予約倍率は、平均すると平日は約1.5倍であるのに対し、休日は約7.1倍、各テニスコートの予約倍率は、平均すると平日は約3.3倍、休日は約12.3倍となっており、利用率を見ても、グラウンドは、平均すると平日は約50%であるのに対し、休日は約91%、テニスコートは、平均すると平日は約63%、休日は約96%となっております。

    そこで、平日と休日の使用料の料金格差を付けることにより、収益の増加と予約の分散が図られるのではないかと思いますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。

  • 本市の有料運動施設については、土木部以外にも教育委員会で管理している施設もありますので、他市の運動施設の事例も参考にしながら、使用料の在り方について教育委員会とともに調査、研究してまいりたいと考えております。
    平尾雅一公園みどり課長
  • 王仁公園、中の池公園、香里ケ丘中央公園、いずれも公園ではありますが、運動のための施設となっており、今後どの部署が担当するかなどの管理については、その在り方を見直す必要があると思います。また、収支バランスについては、先ほど申し上げたことはあくまでも一案です。具体的な改善を要望しておきます。