「マルシェ・ひらかた」開催事業負担金について
平成24年予算特別委員会(第2日目) 開催日:2012.03.15
- 次に、予算の概要17ページの「マルシェ・ひらかた」開催事業負担金について、お尋ねいたします。
マルシェ・ひらかたは、平成22年の11月から実施され、そのころは来場される市民も出店者も多く、にぎわっていたという印象がありますが、その後の様子を見ていると、参加者も徐々に減って右肩下がりになってきているように思われます。予算も、平成24年度予算額は36万7,000円になっており、平成23年度予算額と比較すると、80%以上の減額となっています。今後どのように事業を進めていこうとしているのか、方向性が見えません。
そこでまず、この事業がどのような目的でどのように運営されているのか、お尋ねします。
- お答えいたします。
マルシェ・ひらかたは、先ほど委員も言われましたように、平成22年11月から実施しておりますけれども、先立つこと1カ月前の10月1日に施行しました枚方市産業振興基本条例に基づく具体的な取り組みの一つとして、地元農産物を提供することによる地産地消の推進や、おいしいもの、こだわり商品の販売を通じて、市内産業に対する市民の理解を深めることなどを主な目的に、商、工、農、観光の各種団体と連携した実行委員会形式で取り組んでいるものでございます。
なお、予算額につきましては、平成23年度は条例制定1年にちなんで10月に実施しました産業いきいきフェスタの経費及びテントなどの備品購入費用を含んでいたため、平成24年度予算の減少幅が大きくなっているものでございます。
松宮一美地域振興総務課長 - それでは、出店者数や来場者数の傾向はどのような状況なのか、お尋ねします。
- 出店者数につきましては、農業者は野菜収穫の端境期や天候による収穫量に左右され、開催月によって出店者数が増減しますし、商業者は、曜日や時間によりまして出店者数が変わっております。最近では、次回はいつ開催されるのといったお問い合わせも増えてきております。また、一定の売り上げを上げておられる出店者や、固定客がついておられる出店者もあります。事業開始当初に比べると参加者は幾らか減っておりますが、平均的には、出店は30店舗前後、来場者はおおむね1,000人程度と目測しております。
松宮一美地域振興総務課長 - ありがとうございます。
企画、運営については実行委員会形式で実施されているということなんですが、どちらかといえば、私のイメージなんですが、行政主導で行われているというイメージがあります。もっと民間主導で行う方が、アイデアや企画についても活性化が図れるのではないかと思います。
例えば、ジャズストリートや五六市とコラボしたり、また食育を絡めたりということで、そういったことを提案してもらうというのも一つの方策ではないかと思うんですが、事業を継続していくのであれば改善が必要ではないかと思いますが、見解をお尋ねします。
- 企画、運営につきましては、実行委員会の中で、今後の方向性なども含めて活発に議論をしていただいているところでございます。
マルシェ・ひらかたは、これまで新鮮野菜やこだわり商品を販売する場として実施してきておりますけれども、今後につきましては、農産物のブランド化や農家と商業者がコラボレーションした枚方産ブランド商品の開発など、商、工、農が連携した取り組みにつながる場として、開催していきたいと考えております。
松宮一美地域振興総務課長 - 今後の方向性について、一定理解いたしました。
私が思いますに、行政の事業へのかかわり方を見直していただき、行政は、場を提供する、連携を取り持つなど、役割を改めるべきで、企画については商業連盟やNPO法人の方に入っていただくなど、民間のアイデアを積極的に取り入れて運営いただくように要望しておきます。