• プレコンセプションケアは、成育医療等基本方針において、医療や福祉、教育などの幅広い分野と連携を図りながら推進していくこととされています。様々な外部人材との連携が必要ということですが、中でも助産師は、命が生まれる瞬間だけでなく、その前後の期間や妊娠に関わらない場面においても深く関わりを持つ立場であり、命の大切さを伝えるのにふさわしい専門家であると考えます。
    教育庁としてプレコンセプションケアにおける助産師との連携について、保健体育課長の所見をお伺いします。
  • 〇性に関する指導につきまして、各学校において、学習指導要領に基づきまして児童生徒の発達段階や学校の実情に合わせ、生命の尊重や自己及び他者の個性を尊重するとともに、相手を思いやり、望ましい人間関係を構築することを重視しまして指導しているところでございます。

    〇委員お示しの助産師につきましては、分娩時だけでなく、妊婦の段階からサポートし、出産後の健康指導や新生児のケア、育児相談などを行う重要な役割を担い、高い専門性を有していると認識しております。

    〇外部人材と連携して命の大切さ等の指導に取り組んでいる学校の好事例を性に関する研修などにおいて紹介するなど、助産師を含めた外部人材との連携に努めてまいります。
  • 御答弁のとおり、助産師には、子どもから更年期、老年期に至るまで、生涯を通じた女性の健康というものも仕事の柱としてあります。プレコンセプションケアで求められる学びもその領域と言えるものです。資格を所持しているものの、開業していない潜在助産師も数多くいると思われることから、そうした専門人材の力を借りつつ、学校におけるプレコンセプションケアの学びを推進いただくよう要望します。