打ち水の効果について

  • 事務概要の511ページの地球温暖化対策のうち、「暑気対策事業」を見ますと、「打ち水大作戦in枚方2021」として、打ち水のPRを行ったということですが、まず、その目的や取り組み内容についてお伺いします。
  • (環境政策課)「打ち水」は、夏の暑さをやわらげる昔ながらの暮らしの知恵として、それぞれの地域で実践されており、地球温暖化対策の適応策としても、市民が手軽に実践できる「打ち水」は、有効な取り組みの1つであると考えています。
    こうしたことから、改めて、広く市民に打ち水による涼しさを体験していただき、各家庭での打ち水の普及、拡大につなげていくきっかけとするため、打ち水大作戦として、PRを行っています。
    令和3年度は、市役所本庁舎前のふれあい通りにおいて、市職員による打ち水を実施するとともに、地球温暖化対策に取り組む市内の事業者と市で構成する枚方市地球温暖化対策協議会にも参加を呼びかけ、10事業者がそれぞれの事務所で打ち水を実施し、従業員やその家族にPRされました。
  • 広く市民に「打ち水」による涼しさを体験いただき、各家庭での打ち水の普及、拡大につなげていくための取り組みであることはわかりました。
    それでは、打ち水は、PRにより市民にどれくらい広がってきているのか、お伺いします。
  • (環境政策課)「打ち水」の市民への普及状況ですが、令和3年度に実施した「地球温暖化に関する市民アンケート」では、緑のカーテンや打ち水などの暑気対策について、約50%の人が「日頃から取り組んでいる」または、「時々、取り組むことがある」と回答されています。
    一方で、平成23年度の市民アンケートでは、「日頃から取り組んでいる」または、「時々、取り組むことがある」と回答された人が約43%であったことから、少しずつ、取り組みが広がってきているものと考えています。
  • 今ご答弁から、緑のカーテンや打ち水などの暑気対策について50パーセントの方が取り組んでいるとのことでしたが、私の周りで取り組んでいる話はあまり聞きません。
    そしてそもそも打ち水をしているのを見て、自分もする、となるのかは疑問です。
    あくまでも打ち水に効果があるというのであれば、事業として取り組みたいということであれば、アプローチを変えるべきです。
    そしてこの事業では、一部で水道水を使っているとのことでしたが、水道水を作る環境負荷を考えると、その打ち水に使うリソースの調達も再考すべきです。
    暑気対策として、何が市民にとってベターなのか、アプローチや手法も含めて、改善いただくよう、要望します。