庁舎管理:庁舎内の執務環境について

  • 「庁舎管理:庁舎内の執務環境について」お尋ねします。
    決算概要説明書の70ページに、「1.一般管理費」の「(18)事務経費」として2,514万6,137円が計上されています。
    市は職員の一人ひとりの健康維持・増進を図ることで、職場の活性化、公務能率のさらなる向上を進め、質の高い市民サービスを提供することを目的に「健康経営宣言」を策定しています。
    翻って、職員の執務環境を見ますと、お世辞にもあまり質のいい椅子で仕事をしているとは思えません。
    そこでまず、(18)事務経費の内、事務椅子の購入費及び購入数ついてお伺いします。
  • (総務管理課長)事務椅子の購入費につきましては60万2740円、購入数は44脚となっています。
  • 今、購入費と購入数についてとご答弁いただきましたが、60万2740円、購入数は44脚でした。
    単純に一脚当たり13,698円となります。
    また別で、事務椅子の購入時のタイミングは壊れたタイミングで、とお聞きしました。
    壊れるまで使う、ということのようです。
    では市から貸与された事務椅子について、職員はかたい椅子で長時間執務をされていますが、健康経営宣言を策定されている中、職員の執務環境についてどのように考えているのか、お聞きします。
    そして現在どのような事務椅子が採用されているのか、また、腰痛を抱えている職員については、把握されていないと聞いていますが、何か対策は講じているのかお伺いします。
  • (総務管理課長)執務環境において事務椅子は重要と認識しており、現在職員が使用しています事務用回転椅子については、背もたれはローバックタイプで、取り回しに優れているなどオフィスチェアのなかでも基本的なスタイルのものとなっています。
    腰痛などの理由で事務用回転椅子の利用が難しい職員については、本人からの希望により、数に限りはありますが座面を前方に傾けることで自然に背筋が伸びて無理なく姿勢が矯正され、腰に負担が掛かりにくくなる人間工学に基づいたデザインのバランスチェアを貸し出しております。
  • 今、執務環境における事務椅子は重要とのご答弁でしたが、残念ながら、具体的な課題認識についての答弁はいただけませんでした。
    ここで、部の責任者でもあります、藤原総務部長に、本件についての見解があればお伺いします。
  • (藤原総務部長)委員お示しの、質の高い市民サービスを提供していくにあたりましては、職員の執務環境の充実と言ったことも重要であると認識しており、そういった意味でも執務中の負担を軽減するにあたって、工夫がなされた椅子の使用により、環境の充実を図ることは、課題解消の一つであるものと、認識をしております。
    加えまして、職員個々が負担軽減のためのセルフケアをしっかりと行うことも重要であり、健康経営を進める中において、効果的なセルフケアの手法の周知なども図りながら、ソフト面についても充実をさせていくことによりまして、職員の健康維持、および、公務能率の向上を図っていくという考えでございます。
  • 部長のご答弁から、課題として認識いただいているということで受け止めました。
    近年、民間企業等でも、様々なオフィス家具が使われるようになってきています。
    それは見た目ということよりも、疲労度合いの低減や、集中度への影響など、より効果が重視されてきているのかなと受け止めています。
    今後、買い替えの段階では、こうした支出もある種の投資なんだと、そういう認識の下で、仕様等を再考いただくよう要望します。
    また、新たに枚方市の執務環境を整えていく段においても、今回取り上げさせていただいたような課題を認識いただき、そうした視点を入れ込んでいただきたいと思います。
    ぜひ、腰や首などの負担を軽減できる、人間工学に基づいた椅子や机を採用いただき、気持ちよく働ける職場をつくっていくことで、職員の健康維持及び公務能率・効果の向上を進めていただくよう、具体的な取り組みを要望します。