都市計画道路の整備について
令和2年度予算特別委員会 開催日:2020.3.27
- 一般会計予算説明書349ページの都市計画道路整備事業に要する経費について、お伺いします。
本市の道路交通環境は、なお幹線道路の交通渋滞やこれに伴う迂回による生活道路への流入が続いており、交通渋滞の緩和や子供たちの通学路の安全確保、また、防災機能の強化などのインフラ整備が求められている中、都市計画道路の整備は非常に重要であると考えています。
そこで、予算計上されている都市計画道路整備事業のそれぞれの路線の具体的な実施内容について、お伺いいたします。 - 都市計画道路の5路線の実施内容ですが、それぞれの路線に計上している土地購入費につきましては、枚方市土地開発公社にて先行取得した事業用地の買戻しに要する経費です。
まず、牧野長尾線は、工事請負費として、JRアンダーパス付近の整備工事、工事負担金として、JR西日本への委託工事にて、引き続きアンダーパス整備工事を実施するものです。
次に、中振交野線につきましては、工事請負費として、さだ神社南側の道路整備工事、御殿山小倉線は、市道渚星ケ丘線側からの整備工事、長尾杉線は、杉工区において、枚方東部線側からの整備工事を実施するものです。
また、北山通線につきましては、実施設計委託料として、新名神高速道路のアクセス道路となる内里高野道線の整備に併せた交差点の改良に係る詳細設計を実施するものでございます。 - それでは、要望とさせていただきますが、これらの都市計画道路を整備することにより、道路ネットワークの強化による渋滞解消や防災機能の強化、また、物流の円滑化など、地域の利便性や安全性の向上に大きな効果が見込まれます。
また、その一方では、生活道路へ流入する一般車両をこれらの都市計画道路へ振り替えることにより、通学路や地域の安全・安心にもつながる重要な事業と考えます。
特に通学路の安全確保は非常に重要なことと考えており、一般車両の通過交通の抑制に加え、物流や運送事業者等へ、登下校の時間帯は通学路への通行を控えていただくよう教育部署や関係機関と連携して働きかけるなど、このようなソフト対策も含め、子供たちの安全・安心の確保にもつながる都市計画道路の整備をスケジュール通り、計画的に進めていただきますよう、要望しておきます。
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