「認知症にやさしい地域づくり」について
令和元年9月定例月議会 開催日:2019.10.07
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市長の所信表明には、「認知症にやさしい地域づくりに向けた取り組み」とありますが、どのような形で取り組みを進めていかれるのでしょうか。
また、認知症などが原因で、意思決定に支援が必要な方が、スムーズに成年後見制度を利用できるような仕組みが、今後ますます重要になってくると思います。
市も、取り組みを推進していくとのことですが、具体的な取り組みの方向性をお聞きします。
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高齢化の進行に伴い、本市におきましても、地域の方々と協力して認知症という疾患への偏見や無関心をなくし、理解と受容を促す啓発を継続するとともに、これまで研修を受けられ認知症サポーターとなられた多くの方々に、実際に支援活動を行っていただくための体制整備などに取り組んでいきたいと考えているところです。
また、成年後見制度については、市としても利用を促進していくことが「地域共生社会の実現」にも資するものと認識しており、これまで本市で進めてきた「市民後見人」の育成などとあわせ、いわゆる「成年後見制度利用促進法」で求められている「利用促進計画」の策定や制度運用を支援するための中核機関の設置、地域連携ネットワークの構築などの取り組みにも着手していきます。
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認知症の方やそのご家族が安心安全に暮らしていけるよう、成年後見制度利用支援事業の拡充をはじめ、神戸市で取り組まれている「認知症の人にやさしいまち『神戸モデル』」のような、認知症診断への助成制度や認知症事故救済制度などの仕組みづくりについても検討いただけるよう、要望します。
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