枚方市駅周辺再整備について

令和元年9月定例月議会 開催日:2019.10.07

  • 市駅周辺再整備については、本市の将来を左右する最重要課題の一つであります。

    伏見市長の1期目では、③街区のまちづくりを進めようとされてきたことは理解できますし、これからの4年間で具体的に進んでいくのであろうとは思いますが、やはり重要な点として、市駅周辺再整備の中心部である①②④⑤街区のまちづくりについて、目に見える形で「何か」が進んだというものが無かったと思います。

    この度、2期目を迎えるに際し、選挙において市駅周辺再整備については、「見える形で再整備を進めます」と公約されていました。

    この見える形での再整備について、どのように考えられているのかお伺いします。

  • ③街区のまちづくりにつきましては、公民連携により来年度の建設工事の着手を目指すとともに、残りの街区のまちづくりにつきましては、まずは、枚方市駅周辺再整備基本計画及び新庁舎整備基本構想の策定に向け、議会との議論を深めながら取り組みを進め、市駅周辺のまちづくりと市域全体との関わりなど、まちの将来像を具体的にお示ししてまいります。

  • 枚方市駅周辺再整備について、市駅周辺再整備基本計画(素案)で示した青写真のような将来像を示し実施につなげていくことも必要であると思いますが、一方で、財源を整えてから実施するとなると完成までに相当な期間がかかると思われます。

    特に、スピード感を持って進めることは重要であることから、例えば、市民会館大ホールを含む②④⑤街区といった大きな区域を一括で整備せずに、財源の見通しや地権者の理解が得られたところから順次進めるといった分割実施の考え方も取り入れていくべきと考えます。

    あわせてこれまでの議会でも、④街区のタワーマンションや消防庁舎については、さまざまな意見があり賛否がわかれる状況と認識していますが、現在の検討内容について、市長のお考えをお尋ねします。

    また今後、市駅周辺再整備を取り組む中で、議会の意見をはじめ様々な意見を取り入れていただきたいと思います。

    加えて、市民の理解や参画も重要と考えており、例えば市駅周辺の魅力を高めるコンテンツの導入やエリアマネジメントの仕組みづくりの検討に際しては、市民の声を取り入れるなどの取り組みを是非とも実施いただきたいと考えますが、市長の見解をお聞きします。

  • ②④⑤街区の整備につきましては、将来にわたる財政状況をしっかりと踏まえた上で、先行して取り組むことが可能なエリアの整理や、都市再生緊急整備地域の指定による民間活力の導入の促進など、さらなる民間ノウハウの活用を図ることなどについて、市議会とも十分に意見交換させていただき、事業手法の検討、未来を見据えた広域中心拠点としての都市機能の強化やまちの魅力を高めるコンテンツの導入について形づくっていく考えです。

    また、市民の理解や参画につきましては、基本計画の策定などに際し、市民説明やパブリックコメントを予定しておりますが、より市民の声を取り入れられるよう検討してまいります。

  • 市駅周辺再整備は、本市の20、30年後を見据え、将来の市民や多くの来訪者に誇れるまちをつくっていくことが重要であり、これから議会ともしっかりと議論を重ね、④街区の活性化など様々な課題解決に向け道筋を明らかにできるよう、具体的な考えを今後、お示ししていただきたいと思います。

    また、まちづくりを円滑に進めていくには、行政、地権者だけでなく市民の理解が重要です。

    そうした市民の理解やまちづくりの機運醸成を図り、有益な意見を広く募っていくという取り組みも、御答弁にあった市民説明やパブコメにとらわれず、ワークショップなど是非実践していただきたいと要望しておきます。