公設市場管理経費
2018年 決算特別委員会 開催日:2018.10.23
-
決算概要説明書152ページ、商工業振興費1.公設市場管理経費として、7,072,468円が支出されています。
公設市場は枚方公園青少年センターとの複合施設となっています。
まず施設の所管部署と、施設の維持管理経費についてお尋ねします。
-
公設市場サンパークは産業文化部商工振興課が、枚方公園青少年センターは子ども青少年部子ども青少年政策課がそれぞれ所管しております。
次に、施設の維持管理経費は、建物全体に係る「消防設備等点検委託料」や「警備委託料」「自家発電機点検委託料」など、公設市場管理経費において支出しています。
-
公設市場の設置目的は、市民の消費生活の利便に供するためとなっています。
平成27年の決算特別委員会でも質問しましたが、公設市場は設置時と比べ、現在の社会情勢は大きく異なり、民間スーパーやコンビニエンスストアなども出来て、公設市場として運営する必要性は薄れてきていると思います。
当時の決算委員会では、「複合施設という特殊性を有することから、当面は事業を継続する考え」との答弁でしたが、その後の状況をお聞きします。
-
公設市場サンパークにつきましては、公設市場使用料として、平成29年度決算においては、約1,460万円の収入があり、公的な施設を運営する上での費用対効果も高く、地域に定着している点もふまえ、引き続き、事業を継続してまいります。
-
さきほど、費用対効果も高く地域に定着しているとの答弁がありましたが、費用については、管理費等の直接経費が、決算額の約700万円ということかと思います。
公設市場の維持には、それ以外に職員の人件費もかかっていると思います。
間接経費を含む維持管理経費と使用料収入との対比についてお尋ねします。
また、地域に定着しているとお考えの根拠、また市場の開設年度についてお聞きします。
-
平成29年度の公設市場に係る間接経費、職員人件費につきましては、204万7千円です。
なお、直接経費7,072,468円との合計9,119,468円が総事業費となりますので、公設市場使用料14,630,040円の収入との差引額は、5,510,572円となります。
次に、地域に定着している根拠については、1日平均約900人、年間で約28万人の来客数があることから高齢者等周辺住民のニーズも高いものと認識しています。
次に、西口公設市場の開設年度は、昭和28年で、その後、昭和47年に西口公設市場協同組合が設立されました。
枚方公園青少年センターとの複合施設として建て替えが行われたのが平成元年で現在の公設市場サンパークとして運営されているものです。
-
地域における市場の必要性については一定理解しますが、設置から長い年月が経った今、公設市場である必要性は無いと思います。
現在の収入についても、今後発生する施設老朽化に対する建て替えも鑑み、減価償却などの観点も含め、施設運営に係る経費を十分に精査し、改めて公設である必要性について検討いただくよう要望します。