大阪府北部地震についての報告
明日は本会議(6月議会の最終日)があります。震災の対応等により延長となっていたものです。
さて、先週6月22日は「大阪府北部地震について」の議会への報告という事で全員協議会がありました。
冒頭の市長あいさつでは、難しい判断の連続であったこと、学校園を3日間の臨時休業したこと、これから復旧・復興に入っていくこと、罹災証明の発行を開始したこと、また横断的に対応できる相談窓口を開設などの話がありました。
また、訓練研修を現実に活かせたか、地域防災計画をはじめとする組織体制の在り方、情報発信体制の在り方、消防・ガス・水道のライフラインについて、また参集体制や避難所運営などの課題があるとして、今後に生かしていく旨の発言もありました。
資料については画像にて掲載していますので、そちらをご覧いただければと思います。
また各学校園のコンクリートブロック塀の点検結果についても、集計での報告がありました。ひび割れやぐらつきなどもあった部分については、8月末までに対応していくこと、また今後、学校園以外のコンクリートブロックについても調査し、速やかに対応していくことが確認できました。
今回の全員協議会では質疑は行われませんでした。今後、何らかの形で質疑の機会があるものと思いますので、この間の日々で見てきたこと・聞いてきたことや感じた事など課題を整理しながら、質疑に臨みたいと思います。
全員協議会資料より抜粋
(全文は画像にて※資料に表示している表中データはすべて6月21日午前8時00分のもの)
6月18日午前7時58分に枚方市域で発生した震度6弱の地震について、その被害状況及びこれまでの対応等について
(1) 震源および震度
震源:大阪府北部、深さ 13km
強さ:マグニチュード 6.1(暫定値) 震度:6弱(枚方市、大阪市北区、高槻市、茨木市、箕面市)
5強(寝屋川市、交野市、八幡市など 18 の市区町村) ※この地震により本市をはじめ寝屋川市や高槻市など、12市1町が災害救助法の適用地域となりました。
【気象庁HPより】
(2)震度1以上の揺れを観測した余震
32回(うち震度3以上 4回)
(6)気象状況
地震発生の翌日から梅雨前線と低気圧が影響し、降雨による土砂災害の危険性が高まったことから、6月20日に大雨警報(土砂災害)が発表されました。
①発表日時:19日午後8時22分 内容:大雨注意報(発表)
②発表日時:20日午前6時28分 内容:大雨警報(注意報から切替)
③発表日時:20日午前10時26分 内容:大雨注意報(警報から切替)
④発表日時:21日午前7時58分 内容:大雨注意報(解除)
(8)対応状況
①市長メッセージ(6月19日発出)
②避難所への食事の配送
アルファ化米を、全1次避難所(5??箇所)へ計3,650食の配送。
③給水の状況(19日午前12時10分で給水活動終了
楠葉配水場 21
香里受水場 32
桜丘小学校 360
樟葉北小学校690
樟菓西小学校460
伊加賀小学校820
第二中学校 480
合計2,863人
④ 建築物の応急危険度判定
1 第l次避難所: 19日から20日 その他の公共施設: 2 I日から
2 被災建築物の相談窓口の開設: 21日から
⑤枚方市消防団出動状況
18日 第2非常警備体制【2号参集】市内全域パトロール
19日 第l非常警備体制【1号参集】市内全域パトロール
⑥各学校園施設の状況
1)各学校園施設の安全性の確認
現状において、児童生徒が学校生活を送るうえで、最低限の安全を確認。なお、各学校園においては、今後、改修工事等の対応が必要。
- 小学校(45校)
安全対策必要なし 6
安全対策済 24
一部施設使用禁止等が必要 15 - 中学校(19校)
安全対策必要なし 7
安全対策済 10
一部施設使用禁止等が必要 2 - 幼稚園(7園)
安全対策必要なし 6
安全対策済 1
注)安全対策済とは、危険箇所への立ち入り禁止等の措置を講じたものを言う。
2)学校園施設内のプロック塀について
市内全学校園敷地内にあるプロック塀については、21日、22日の2日間で職員による現地調査を実施。
今後は、各学校園の被害の詳細について再調査のうえ、緊急度の高い施設や箇所から順次、改修等実施していく。
⑦その他
り災証明書交付のためのブースの設置: 21日から
災害ごみ受付: 18日から
保健師による避難所巡回: 20、21日(53箇所全ての第1次避難所を巡回)
災害ポランティアの設置:20日から(社会福祉協議会)
⑧広報・報道対応
1)ホームページ・Twitterによる情報発信
地震発生後、ホームページの緊急情報掲載とツイッターアラートの発信
災害用ホームページに切り替え、ツイッターを併用して情報発信を継続
Twitterフォロワー数が約1500増
2)マスコミヘの取材対応など
報道各社からの問い合わせに24時間対応(電話・訪問とも多数)
- 市の災害対応などの情報提供を実施(随時)
- 他自治体職員の来訪時に取材を実施
3) FMひらかたとの連携による情報発信
・通常放送から緊急放送に切り替え、 地震当日は終日災害情報を放送
・翌日以降、 定期的に災害情報の放送を継続
2.受援状況
(1)人的支援
- 6月19日(火)東松島市(宮城県)6名
- 6月20日(水)御船町(熊本県)2名
- 6月21日(木)宇土市(熊本県)2名
- 6月21日(木)大津町(熊本県)3名
- 6月21日(木)大阪府危機管理室2名
※関係機関からの支援
枚方寝屋川消防組合、国土交通省(近畿地方整備局リエゾン、TEC-FORCE)、気象庁、 大阪管区気象台、大阪府警、自衛隊大阪地方協力本部、海上保安庁、大阪府職員 他
(2)物的支援
①ブルーシート
大阪府、東京海上日動火災(樹、泉佐野市、松原市、生駒市、湖南市、橿原市、 東大阪市、尾張旭市(順不同)計1,638枚
②虫除け剤、 工業用扇風機等
大阪府