枚方市史について
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次に6枚方市史についてお伺いします。
市史に関する業務を行っている市史資料室は文化財課の所管です。文化財課は、今年度から公益財団法人枚方市文化財研究調査会の業務を統合しましたが、その業務内容は、文化財の調査や保護、史跡の整備と維持管理、旧田中家鋳物民俗資料館の管理運営、市史に関する業務等と幅広いものです。
その中でも、枚方市史は、郷土の歴史を知り、その魅力を発信する上で基本的な資料となります。
そこで枚方市史の刊行経過と市史が完結した後、どんな業務を行っているのか伺います。
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枚方市史について1回目の質問にお答えします。
市制施行20周年記念事業として昭和40年に始まった枚方市史の編さんは、昭和61年の第12巻の刊行をもって完結しました。その後、平成7年3月に枚方市史別巻として概説編を刊行しています。
他に、郷土枚方の歴史や写真集枚方市50年、楽しく学ぶ枚方の歴史などを発行しており、いずれも枚方市史の記述や収集資料をベースにしながら、新たに発見された資料の紹介や研究成果を反映したものとなっております。
また、平成11年度からは、枚方の歴史に関係する研究論文などを収録した枚方市史年報を毎年刊行しております。
日常的な業務としては、行政資料も含め枚方に関係する資料の収集、整理、保存のほか、市民等からの問い合わせや資料の閲覧、利用依頼への対応、古文書講座の開催などを行っております。
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市史完結後30年以上経過するなか、市政の変遷や市民の活動を歴史としてまとめる必要があると思います。
また答弁にもありましたが、新たな資料の発見や、歴史研究の進展といったことを考えると、新しい枚方市史を構想する時期にきていると思います。
これまでのような編集手法ではなく、新しい時代にふさわしい枚方市史が求められていると考えますが、見解を伺います。
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最近の自治体史のなかには写真や図版を中心としたものや、地区別あるいはテーマ別にまとめたもの、市民参加で編さんされたものなど、これまでにない編集方針による取り組みが見受けられます。
本市においては、現時点では新たに市史を編さんする計画はありませんが、資料収集・整理・保存・利用といった基本的な業務の継続とあわせて、他市の先進的な取り組みについても研究していきたいと考えております。
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只今、特に編纂する計画はないというご答弁でした。
たしかに一旦、完結し幾年月が流れている今日、過去の手法で編纂を行うのは、課題も多くむつかしいと思っています。一方で、市民の方でも、枚方市史を参考にしている方がおられます。
歴史に関する研究が進んでいるにも関わらず、市史がアップデートされていないことは課題と思います。
また、市史完結後の平成の時代は社会的にも行政的にも大きな変化がありました。
こうした時代の変化も、記録で残していく必要があると思います。元号が変わろうとしている今こそ、着手するよう要望します。